どうもひろぺんです。
日本企業において、日々ブラック企業問題がありますが、一部では3社に1社がブラック企業という数字が出ています。

ちなみに、従業員が20名以下の小企業は約85%あります。実はブラック企業の大半は、この小企業で構成されていると言われています。
これから転職する方や今の会社がホワイト企業かどうか知りたい方に向けて、今日はホワイト企業の特徴10選を私の知りうる限りの事例で解説していくので、会社選びの1つのヒントにしてみてください。
少し長くなりますが、最後までお付き合いください。
こんな会社がホワイト企業!【特徴10選】
突き詰めるともっとありますが、今日は代表的なモノを10選しました。
その①:就業規則が管理されていて、いつでも見ることができる
就業規則が管理されていて社員がいつでも見られる状態にしているのは、「当たり前やん!」となる方は現在『ホワイト企業』の可能性が高いです!安心してください。
逆に「そういえば、あまり知らない!見たことない!」となる方は危ないです。
そもそも就業規則とは
社員と会社間で信頼関係を築いていくために、双方が守るべき基本的な約束事をきめ、規則に反した場合は規則に準じた罰則があります。これには、従業員も平等に扱うためでもあります。


*基本的には現在ブラック企業にフォーカスがされがちですが、実際ブラック企業ではな企業を叩いている人を見ることがあります。内容によっては名誉毀損にも当たるので、公の場で発言する時などは、特に慎重になったほうが良いです。
法定3帳簿と就業規則
ホワイト企業は法定3帳簿と就業規則がしっかりと管理されています。
- 労働者名簿
- 賃金台帳
- 出勤簿
法定3帳簿と就業規則を息をするレベルで、当たり前のように存在し、管理されていることがホワイト企業の特徴の1つです。
特に、就業規則を社員がいつでも見られる会社は良い会社です!
その②:休日週休2日 + 祝日が一番良い
まずブラック企業ではない最低条件としては、完全週休2日制になります。年間約52週間(正式には52.177457)なのでこのようになります↓↓
52週間×1週/休暇2日=105日


あれは完全週休2日+祝日です。年間休暇120日は含まれている祝日はあくまで暫定です。GWや正月、お盆などが年によって変わりますからね。
ちなみに、医療・福祉の平均休暇は110日とされているため、介護職の人などはここを基準に見ていくのもよいですね!
休日が多い利点は大きいので、経営者の方は増やすことにも目を向けてみては
- 自分の時間確保がしやすくリラックスできる
- プライベートが充実できる
- 高いモチベーションを維持できるため、結果的に仕事に対するモチベーション向上
- 生産性が上がる
- 人財が流出しにくくなるし、採用しやすくなる
上記のように、会社の中に好循環が生まれるというわけです。ホワイト企業ほど、このことを理解しています。
よって、休暇が多いことはホワイト企業の特徴の1つと言えます。
ホワイト企業でも、小規模の会社の場合は休暇を120日以上増やすことは、物理的に困難な場合があるため、1つの基準はブラック企業ではない105日となります。よって、今の企業は気に入っている。でも120日以上休暇がどうしてもほしい方は、今後の方針や経営者の考えに賛同できるか又は、可能性があるかどうかの判断は必要です。
休日関係でわかりやすい記事はこちらです。
https://hiropen.com/annual-holiday-120day-105-daymerit/
https://hiropen.com/labor-standards-act-two-days-off-per-week-full-week-off-2-days-system/
その③:福利厚生
給料はもちろんのこと、福利厚生はとても重要です!ホワイト企業の特徴の1つですね。求人票のチェックの際に必ず確認しておく項目の1つです。
- 住宅手当
- 家族手当
- 出張手当
- バースデイ休暇
- 社内割引
- 保養所
- 優待サービス
- 子女の入学等の一時金
- 夏休み・冬休み
など色々ありますね。会社によって、様々な制度や手当が存在しているため、その会社の文化や経営者の考えが如実にあらわれます。
転職する方は、この『○○の福利厚生はほしい!』と決めてかた転職活動をするとスムーズにコトが運びますよ!



福利厚生については、こちらの記事で他企業のユニークな福利厚生を載せていますので、ご興味ございました是非覗いて見てくださいね>>働きやすい環境の職場!【条件は5つ】
その④:残業や休日出勤などの管理がしっかりしている
残業や休日出勤に対して、厳しく残業した場合には必ず報告を求められます。
また残業手当がしっかりと支給されるのも特徴です。一部では勤務間インターバルを設けており従業員のワークライフバランスに気を使っている会社もあります。
これから増えていくであろう勤務間インターバル導入企業


*時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)についてはこちら↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000150891.html
このように政府が推進し、努力義務されているため、これから益々ホワイト企業とその他の企業は格差が広がるはずです。
一方でブラック企業では勤務時間内でこなせないような仕事の量や当たり前のように残業が常態化しておりまた残業代も払われないケースがほとんどです
社員の残業や労働時間休日出勤の管理を徹底している会社はホワイト企業の特徴の1つです。
「残業するな」と言われているが結果『残業している』ことに悩んでいる人はこちら>>ブラック企業NG!残業するなと言うくせに、仕事を終わらせる気がない矛盾!理由は上司や会社が無能だから
「残業」のなくし方がわからない管理職や経営者はこちら>>残業を劇的に減らす改革に重要な5つのコト『トップダウンとボトムアップを活用しブラック企業→ホワイト企業へ』
その⑤:月収ではなく年収が高い
その他が整備されていて、なおかつ『年収』が高いことは、それだけ社員を大事にしているということがよくわかります
ここでポイントは『月収』ではなく『年収』です。
月収を高く見せ、年収は低くできることがありますが、『年収』はそんなことができません。
よくある月収を高く見せる例としてはこんな感じです。
基本給「20万円」その他手当で「10万円」の月給『30万円』です。
ボーナス4ヶ月分を含めると=(基本20万円×16ヶ月)+(手当10万円×12ヶ月)で440万円となります。

最初から『年収』で見ておくほうが理想と現実のギャップが生まれないので、必然的に『年収』が高い企業のほうが、ごまかすことなどを考えていないホワイト企業の特徴の1つと言えます。
その⑥:人事制度、教育が充実している
会社が社員の成長をきちんとサポートをし働きやすい職場環境が整っていることも、ホワイト企業の特徴の一つです。
教育制度が充実しており人材をきちんと評価してくれる、人事制度があることは非常に重要です。
たとえば、介護関連で言うと『処遇改善』で給料が上がった場合は、これはあくまで企業の義務であるため、経営者の意思とは異なります。
この件に関しては、人事制度がしっかりあるうえで、給与に繋がることが重要といえるでしょう。
なお介護職の話になりますが、人事評価制度を給料に反映している社長さんは大概ステキな社長酸が多いです。よければこちらも是非のぞいてみてください>>人材を人財と考えている施設で働いている介護士が素敵すぎた話『労働環境・待遇がヒドイ会社は退職・転職すべき理由がわかります』
その⑦:女性が働きやすい職場・環境
育児休暇の制度があり、出産や育児を終えた後もスムーズに職場に戻れる会社がやっぱり働きやすいですよね。
その会社で育児出産の経験があり、なおかつ管理職に就いている女性がいる職場になるとキャリプランも立てやすくなるし、会社が出産・育児に理解があり、しっかりサポートできる環境が整備されているコトが多いため、おすすめです!
そもそもホワイト企業の特徴の一つで、人材を人財として、扱っている企業が前提になってくるため、人が1人抜けた時のリスクもわかっています。
女性の管理職だけでは、リスクがあります。プライベートを捨てざるをえなく仕事に没頭した結果かもしれません。
あくまで、その会社で育児や出産の経験があり、育児・産後休暇を取った上で『管理職』についている女性がいないと、ホワイト企業とは判断しにくいです。
せっかく自分の企業で働いてくれてて、必要な戦力になっている女性社員を『結婚・育児・出産』で数年分の努力を手放す企業はホワイト企業には少ないでしょう。
その⑧:会社業務での個人負担が少ない
会社業務でのお金や物の個人負担がないということもまたホワイト企業の特徴の1つと言えます。
例えば
- パソコン
- 携帯電話
- 社用車の貸与
- 自家用車へのマイカー使用手当
上記の会社で必須のものに対して、個人の持ち出しがない。または少ないことが重要です。
その⑨:コンプライアンス遵守
コンプライアンスを遵守する重要性
健全なルールをもち、しっかり遵守し、業務を遂行することで業務上の不用意なミスや事故を減らすことができます。
また従業員の権利を尊重することは、従業員の健康を守り過剰な仕事量による作業効率の低下やパワハラ、体調不良、ストレスによる社内の雰囲気の悪化などを防ぐことができます。
よって従業員による会社への信頼にも結びつきます。


先見の明で、長期的戦略があるからこそ、コンプライアンス遵守する重要性・必要性を理解しているのが、ホワイト企業の特徴の1つと言えます。
その⑩:人事、労務、ハラスメントの担当者、窓口がある(中小などは自社で抱えることが難しいため外部委託)
ホワイト企業の特徴としてコンプライアンスや働きやすい環境づくりへの意識が高いです。
専任の人事労務担当部門があり各種法令に基づいた、社内労務規程の整備をはじめ安心して働ける職場づくりの一環として、カウンセリングの実写相談窓口を設けていることも、ホワイト企業の特徴の一つですね。
また従業員のモチベーションを上げるもしくは維持していくために、様々な研修や制度があることも特徴といえます。中小企業などでは、アウトソーシング(外部委託)で環境を整えているコトが多いです。
ハラスメントで代表的なパワハラなども、優良企業でも発生する場合があります。その場合は「パワハラ上司を追い込む!異動させよう!退職も可?!その方法を解説」にて解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
最後に
今回はわかりやすい特徴10選を上げました。今はブラック企業は大きな1つの社会問題となっているため、経営者がしっかりと自社の問題と向き合い、労働者が働きやすくなるようにどんどん整備されていってほしいですね。
雇用契約はあくまで、雇用主と労働者の双方の合意のもとなりたっているため、お互いルールを守り、尊重しな合うことが重要です。
この記事が皆様の会社選びの1つのヒントとなれば幸いです。良き出会いを!
それでは良い1日を!!
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