どうもひろぺんです。
企業2社の役員をしています。
他社の教育コンサルで入らせていただくこともあり、『質問力』に対してブラッシュアップする内容の時があります。
私は基本、会話や対話が好きなのですが、昔は『あまり何も考えずに、昔は聞きたいことをただ聞きたい形で聞いていました。』そのため、『質問力』は低かったですね。
振り返ると実は色々な事に対してチャンスロスをしていたとわかり、今では『質問力』を意識して『質問』をするようになっています。
コミュニケーション能力や商談の場、上司との関係では『質問力』の高さ次第で良くも悪くも決まることがあります。
話をしていると下記のように感じる人と出会ったことがあると思います。



『質問力』は他者の琴線に触れるテクニックの1つですね。
いつも質問をする際に『あまり深く考えて、質問をしなかった人』は読み終わった後には質問の重要性を理解し、『質問』が実践できれば『質問力』は上がります。
「質問力を高めたい」「仕事力を上げたい」を解決できるような記事になれば幸いです。
オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンを実践し、質問の基本を抑え仕事が出来る人になろう
質問は大きく分けて2パターン
普段何気ない会話で「○○?」と最後に『?』がつくものは質問になります。
そして質問の種類は大枠として
- クローズド・クエスチョン
- オープン・クエスチョン
の2種類なのです。
どちらも重要ですので、理解して色々な場面で使用してみて下さい。
クローズド・クエスチョンとは
クローズド・クエスチョンは「yes/no」の二者択一の質問方法です。
相手がすぐに答えることができ、上司に質問する時や余計な情報がいらない特に有効です。



こういう質問のされ方は相手が上司だとすると簡単に指摘や指示を返すだけなので、会話ではお互いに無駄な時間を過ごすことになりません。
・お客様からのメールを返信しようと思いますが、このような内容でよろしいでしょうか?
どうでしょうか?自身が受けてだと、答えがyes/noなので楽ですよね。
物事の本質を捉えて、主体性を持ち、相手の事を考えた上で出来る『質問』こそがクローズド・クエスチョンです。
クローズド・クエスチョンが有効な活用方法
では、場面に合わせてクローズド・クエスチョンの活用場面を説明していきます。
相手の意思を確認しながら、会話を進めることができる
上司に同意を確認しながら進める場合は

今お時間よろしいでしょうか?


2点目、A~E社の企業情報の比較はキレイにまとめるために、表グラフを使用してよろしいでしょうか?

2点目は表グラフが便利なのはわかるが、前後のページに表グラフを使用していて、多用するとビジュアル的にレポート感が強すぎるので、マッピングで作ってみようか?
上記の形でスムーズに事が進みます。
上司がしっかりしていることが大前提ですが。
何も考えていない人だとyes/noの回答すら返ってこず、話が脱線します。
そういう方は言い方が雑になることが多いので、
質問している側としては「なんの話だ?」や「感情論じゃない?」状態になります。
クローズド・クエスチョンメリット/デメリット
メリットとデメリットを箇条書きします。
【メリット】
❶ 物事を本質で捉える能力がつく
❷ コミットメントを得ることができる
❸ 相手からの返信を早く得ることが出来る
❹ 時間を削ることが出来る
❺ 質問する側が考えてから質問する力がつく
【デメリット】
❶ 窮屈な会話になるので、本音が聞けなくなる
❷ 会話が広がりにくい
❸ 上司から部下に対して、繰り返し続けていくと受け手が尋問に感じる
❹ 相手によっては機械的に感じる
上記の通りメリットを理解した上で関係性があると仕事等のピッチが上がります。
デメリットは初対面の人などに淡々と使用することには向いていないですよね。
オープン・クエスチョンとは
オープン・クエスチョンは「yes/no」で答えない内容の質問方法です。
質問のベースは「5W1H」ですね。
相手からより情報を得ることができます。相手の本音を聞きたい時により有効です。
こういう質問のされ方は相手から知り得る情報量が多いです。
求めている事などがより具体的に把握することができますね。
・このプロジェクトのゴールはなにですか?(What)
・前回のお礼のメールはどのようにお送りしておきましょうか?(How)
どうでしょうか?
自身が受けてだと、答えがyes/noではなく、より詳しく説明しないといけませんね。
自身と相手の共有する時間を多くし、相互理解を深めていく『質問』こそがオープン・クエスチョンです。
オープンクエスチョンの有効な活用方法
what,why,how,は特に使いやすいですし、使う場面が多いです。
相手からより多く情報を手にいれることが出来る



上記の形で多種多様な質問が出てくる事が安易に想定できます。
質問に対して、明確な返答を返さないといけないため、受け手は考える場面が多くなります。
聞いている側は相手が考えている『時間』や『沈黙』を受け入れることと
予想できなかった返答が来た時などは「最後まで聞く=受け止める」ことが重要です。
オープンクエスチョンのメリット/デメリット
メリットとデメリットを箇条書きします。
【メリット】
❶ 情報量が多くなる
❷ 返答の自由度が高いため会話が発展しやすい
❸ 本音を聞きやすい
❹ お客様などからニーズやウォンツを聞ける
❺ 質問される側が答える力がつく
【デメリット】
❶急いでいる人に対して向いていない
❷何もかもオープン・クエスチョンをしてくる部下を煙たがる上司が多い
❸問い手の質問スキルがないと会話が成り立たない
❹相手によっては馴れ馴れしいと感じられる
盛り上げるにはクローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンを組み合わせることがベスト



どんな種類が好きなん?(オープン)






もしよかったら一緒に行かへん?(クローズド)


まとめ
クローズド・クエスチョンもオープンクエスチョンも会話術です。
どちらを使うにせよ、良質な質問が関係する事柄のクオリティに直結します。
上司など質問する際はクローズド・クエスチョンが好ましい事が多いです。
ただ、一概にクローズド・クエスチョンが正解ではないので
状況や場面に応じて、意識的に使い分けることがベストでしょう。
自分もこれから質の高いクエスチョンを行い、自他ともに人間関係を構築しやすい
環境を作っていきます。
それでは良い1日を!
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