介護職員

台風接近時の介護施設の対応の正解は?『安全を最優先すべき』デイサービスなどは営業すべき?

どうも、介護企業の役員のひろぺんです

今回台風19号(HAGIBISハギビス)が接近しています。これは関東上陸ど真ん中のルートできており、このままいくと10月12日の土曜日に直撃しますね。最大瞬間風速は75メートル。私の施設も関東(神奈川・東京)で直撃です。

  • 台風が明日、明後日くるけど対応はどうすべき?
  • うちの施設は何があっても台風営業するけどこれは普通なの?
  • 台風に営業するのはおかしい!

と、台風がきた時の対応に関して、介護職員はただただ上長ひいては経営者の判断に委ねることになりますよね。不安だと思います。
今日はその判断をする『経営者』にむけて、どのような対応が正解かわからない人の悩みを簡単に解決できる記事になっています。

なぜなら、私が今日説明する方法は、思いつきでもなくこれまで台風が来た時も、同じ判断をして、利用者、家族、職員がどのような結果になるかを知っているからです。

記事前半では、営業可否の判断の答えについて
記事後半では、事前にしておくこと

この記事を読み終えることで、『台風時は介護職員の安全を最優先すべき理由』が理解でき、長期経営の礎になるはずです。

是非、最後までお付き合いください。

台風接近時の介護施設の対応の正解は?営業可否判断の答えは1つです

ここ最近、毎年自然災害に悩まされている日本です。

最近になり、ようやく都市部でも百貨店や商業施設も営業休止や、営業時間を短縮して閉店するところが増えましたね。これはすごく良いことだと思います。

帰宅難民も防げるし、従業員の安全性を考えて営業を判断する会社も増えてきているのは、正常だと思います。

ただし、これらの対応をしている企業はまだ一部の企業ですね。

じゃあ、介護企業はどうするべきか。
結論をいいます。

『休みにできる施設は休みにしましょう!』

休みにできる介護施設とは

日中系の施設すべて休みで良いと思います。
というか休みにすべきです。

その日に関しては『家族』が見るべきです。というか、見れるはずです。
逆に営業するほうが、危険すぎるし非常識だと思いますね。施設に限らず、ヘルパーなども同じくです。

むしろ、自転車でいくヘルパーさんなどは自殺行為やで

考えが真逆の人には、酷なことを言うようですが、介護は福祉であり、家族ではありませんから。そして、その時に営業をすることは英断でもなく、単なる愚策に他ならないです。

うちの施設もデイサービス、小多機は休み、グループホームもデイを休みにしています。

ショートステイや老健なども、当日のお迎えはキャンセルにして、翌日に回すべきだと考えています。

下記の記事にも『家族ではなく、介護は福祉だということを間違ってはいけない』と書いています。
記事内参照:『その⑤人に感謝されることに、やりがいを感じられる人』

介護職に向いてる人の6つの特徴【介護職10年/介護施設経営6年の経験者が解説】

休みが困難な介護施設は

入所型、例えば特養などは、そこに利用者が住んでいるため、営業停止は正直不可能です。

こればかりは営業せざるをえないと思うので、その日勤務になる方は帰宅できなかったり、前日から乗り込むこともあるでしょう。

そういった場合は、それ相応以上の手当をしましょう。

たとえば、特別手当を支給、有給休暇を1日支給などですね。

労働者側も、利用者が住みこんでいる『入所型の営業は停止することは困難』だとわかっているはずなので、面接時などに確認しておくことが重要です。

台風の日に休みにしない経営者は愚か者

こういった経営者はだいたい綺麗事を言うよな
介護施設の某経営者
介護施設の某経営者
利用者のために!ご家族のために!!

これらはすべて、『従業員を大切にしてから、初めて成り立つ』行為・言葉です。

『if=もし』を自分の施設や自分の従業員に向けるべき

従業員の安全を確保することが、経営者としての最優先だと私は考えています。

台風で強行営業して不測の事態がおきた時↓↓

  • もし、従業員が大怪我をしたら
  • もし、乗車時に利用者が強風に煽られたら
  • もし、送迎車が事故をしたら
  • もし、○○…etc

と、何1つ良いことがありません。

例えば、利用者や家族に迷惑をかけると言って、営業を強行して職員が怪我をしたりすると、それ以降の営業に支障が出て、むしろ余計に利用者、家族にも迷惑をかける結果となります。

ちなみに、今のご時世、人助けと思って営業を強行しても利用者になにかあったら、訴えられるのは自分たちですよ。これは自衛でもあるのです。

なぜ営業を強行する経営者や上司がいるのか

理由は単純です。
経営者や、役員・上司などは単純に売り上げが下がるからですね。

  • 経営者目線…利益に直結するから
  • 部長、課長、施設長など上司の目線…売り上げや利益低下は営業成績が落ち、自分の評価に直結するから

まー言うて、短絡的ですね。

経営はマラソンと同じで、長距離走やで!!

短距離で『この一瞬の勝負!!』をしているわけではないので、いかに目先の利益を追求しているかが、こういった場合の対応で見えるわけです。

1日の売り上げもしくは従業員
のどちらが大切か、言うまでもありません。

本当に酷い台風が直撃した動画を見たほうがよい

風速の目安はこちらから>>風速目安

下記の通り、10メートルからは歩きにくいということは、乗車までのことを考えても『高齢者には大変な危険が伴う』ことを理解すべき。

参照元:ウェザーニュース

今回関東に上陸する台風と同等レベルの台風(2018年関空直撃時)

僕の地元が..あかんすぎる…
来るか来ないかわからないから営業する!じゃなくて、営業しない!を選択しないとね。

これを見て、あなたはまだ営業するかどうか迷っているなら言葉悪いですが、マジで頭がイッテます。

問題にならぬよう事前に『契約書』に一文を盛り込んでおく必要有

台風や地震などの災害時でも、営業をしないと『批判』されることもあった地域があると聞いたことがあります。

ちなみに役所に確認をしたら、災害時や緊急時などどんな理由であれ、営業を中止するには「明記していないのであれば、営業をしないほうが悪いです。どんな状況でも営業すべきです。そのために情報公開制度があります。」と言われました。

乾いた笑いもでんわ!アホちゃうか!
なんかあったら、糾弾されるのは施設側やのにな!!

なので、役所は守ってくれません。

必ず契約書や重要事項説明書に、事前に「災害時、緊急時は営業不可の旨」を盛り込んでおきましょう。

判断はすぐにすることが重要!

せっかく『契約書』に盛り込んでいるのに、なかなか判断しない経営者もいます。

悪いことはいいません!

さっさと決めましょう!

下記のような判断は僕の中ではありえません。

  • 台風がそれるかもしれないから、ギリギリまで待つ!!!
  • 朝出勤前に電車の状況を各々随時連絡を取り合う!!
  • 電車を常に確認して、運行休止する前にギリギリ帰宅させる!

などですね。

もう一度いいましょう!

ここで大切なのは、利用者と働く従業員の安全を最優先で確保する事です!

営業を最優先することではありません。
取り返しがつかないことが起きる前に、経営者としてズバッと決めましょう!

結果的に感謝される

初動がはやければ早いほど、家族も利用者も介護職員も皆たすかります。実際に今までの台風でもそのように対応してきて、クレームになったことはありません。

1日の売り上げはたしかに落ちるため、数字的にはよくありませんが、経営はもっと俯瞰して見るべきです。

対応が後手にまわるほど、関係者皆が混乱します。適切な指示を早めに行い、ベストな対応を心がけましょう。

最後に

人によっては、そんな無責任なことを「よく言えるな!!」という人もいる賛否両論のある内容だと思います。

ただ、そのような考えの人には私から言わせてもらうと「職員をないがしろにすることこそ、無責任な行動だと思います。そんな無責任な行動を私にはできないし、何かあってからでは遅い!」のが私の答えです。

「神様〜何も起きないようにお願いします!」「よかった!!何も起きなかったオッケイ!!」みたいな祈りゲーのほうが無責任もいいとこです。

なので、考える余地があるなら、何も起きない状況を作れるか考え、その対応していくことが経営者として最重要であるはずです。

それこそが、最強のリスクヘッジです。
このままいくと、うちの施設も明日朝イチで明後日の全施設の日中営業休みの判断になると思います。

皆様、本当に気をつけてください。

それでは良い1日を!!

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