どうもひろぺんです。
介護施設で働いているベテラン認定介護福祉士まで、最初は誰でも新人介護士でした。これから介護職に就く方、新人介護職員の方は事前に大変な事・気をつけるべき事を知っておきたくないでしょうか。
- これから介護職を考えている
- 入社してからの流れを知りたい
- 介護士になり、間もない
- 大変な事や気をつける事をってどんな事があるの?
介護士の経験が無い方や、介護士の歴が浅い方からすると、一人前の介護士として働くまでどういう流れが気になりますよね?
今回は新人介護士が入社してからする事、そして直面する介護の大変な所、やりがいや面白い所などのあるあるネタをご紹介したいと思います。新人教育に関しても記しますので、『新人教育担当者』もよければご覧ください。
『新人介護職員のあるある』大変な事・気をつけるべき事
新人介護職員として、重要なことは身体とココロを壊さずにすることと、他人の幸せより、まずは自分の幸せを確保することが何より重要です。
コト介護職に関しては「やさしい気持ち」をもって入社する人も少なく有りません。代表されるのは「他人の為」「感謝される仕事」などです。しかし、これだけでは長続きせず、辞める原因になってしまうことがあります。
そうなると結果的に自分や自分の家族が不幸になってしまうので、まずは自分の身体とココロを大切にしてください。
入社日にまず初めにすることは?ヤバイ施設 あるあるの一例も教えます


「新人研修」初日にすることは『オリエンテーション』です。
「新人研修」は雇用された企業や施設の種類により、『内容や期間』は異なります。とはいえ、ここである程度気をつけるべき事があります。
研修は長ければ、長いほど良いというものではありませんが、技術等含めて1か月、長い時は半年プリセプターという新人研修担当者が付くことになります。担当者がつくことにより、教育が統一されるため、本来は同じ担当者をつけるべきです。
初日にオリエンテーションがない施設は決まってヤバい企業・施設あるある
言ってしまうと、初日にオリエンテーションがない施設・企業はヤバい企業認定でよいです!そして、オリエンテーションがない介護施設が多いのがこの業界あるあるです。
理由は、介護業界は人材教育面では、かなり遅れをとっているためです。このままでは人材難から抜け出せないため、現在になりようやく「新人を育てる」という取り組みが行われている施設が増えています。
入社初日からいきなり現場でゴリゴリ働かせる施設は、本当に要注意です。経験上、人材難の解決・教育制度が確立していないため、初日にオリエンテーションがない企業・施設はブラック企業の一因です。
全国までは私も把握はしていませんが、大半の自治体において「新人研修マニュアルの設置、報告書の作成」が指導項目として挙げられています。その際『教育プラン』『教育内容を記録する』ことをセットで義務付けられている事が大半ですね。
上記の『教育プラン・教育内容を記録する』の2点を早速出来ていない施設が多いことが、介護職のあるあるであり、これをしている施設かしていない施設かで長く務めていくための施設になる指標の一つにもなるため、気をつける部分でもあります。
*ポイントとしてはまずは1週間分の教育プランを先に説明してくれるかどうかです。
では『教育プラン内の初期項目にあたるオリエンテーション」について以下の通り記します。
オリエンテーションの内容
新人教育というのは、介護業界に限らず、どの業界でも基本的にはオリエンテーションから始まります。このオリエンテーションを行わない時点で結構マズい企業の可能性が高いです。
*個人的には、オリエンテーションを実施していない良い企業と出会ったことはありませんね。
オリエンテーションは以下の基本8項目はどの施設でもあるはずです。なければかなりヤバい施設・企業です。
もちろん、下記の8項目以上の施設も多いです。
- 新人研修の内容や日程
- 経営理念や施設の運営方針
- 施設の在り方・考え方
- 他職員・入居者・施設利用者へのご挨拶
- マナー・接遇
- 制度の説明
(介護保険制度、年金制度、高齢者にまつわる制度、虐待防止法など) - 高齢者特有の病気ついての知識
- フロアマップの案内
(備品場所、誘導灯、ガス検知器、消化器、避難経路、避難場所、含む)
*合理的に考え、同じ説明をなんどもする時間が勿体ないので、動画などに残し、全部もしくは一部は視聴する形をとって良いでしょう。私の会社では、セクションを分けて動画にて説明し、質疑応答の時間を取っています。⑧は実際に歩いて、直接説明がベストです。
現場に出てからは
実践的な介護技術は現場に出てからですね。
ここからは1ヵ月~1年(施設により期間は異なる)ほどかけて研修担当者と一緒に現場に出て介護を行います。
学校や研修、本や資料で学んだだけでは現場では全然通用しません。
利用者さんとの接し方、コミュニケーションスキルや実践的な介護スキルを実際に肌身で体験しながら、学んでいきます。
介護技術
身体介助、食事介助、排せつ介助、衣類の着脱や移乗など基礎的な事や、日常に起こる事故など事例検討を交えて、リスクも学びます。
*教育を受ける時にメモを取ることは重要です。ただ、介護は実際にその人に触れたり、話をしないとわからないこともあるので、メモだけガンガンとっても活かせないため、現場で実践メインにメモは適宜取るように心がけましょう。
新人が直面する大変なコトあるある
労働に対する対価のバランスが伴わない?
介護士として仕事をし、初めての給料に驚くのは賃金の額だけではありません。「こんな大変な仕事をしてこれだけ?」と『労働と対価』のバランスに驚くという話は少なからずあります。
利用者さんからは暴言を吐かれることもしばしば。そして、介護施設にはヤツが多いのです。そうお局様が。。。お局対策は結論、スルーするか仕事が出来るようになり論破する、もしくは転職が近道です。
https://hiropen.com/nursing-workplace-issues-14point/
夜勤が大変 生活リズムが崩れしんどい
新人のうちは職場に慣れるため、また仕事内容になれるために夜勤から外れるケースもなくはないです。夜勤帯の時間に仕事をしたことがない人にしては、新人介護士としての仕事で「夜勤」が最初はヘビーです。
実は、初夜勤の日は緊張や神経がたっているため、精神的な疲れはありますが肉体的にはさほど疲れを感じません。しかし、2回、3回と回数をこなし続けるうちに、初日のような緊張はなくなり、驚くほど疲労感がたまっている事に気が付くのです。
慣れていない職場、慣れていない生活リズムにより、中々疲れが取れず、溜まっていたものが一気に押し寄せてきますので肉体的にも精神的にも辛いものがあります。
そして、ふと物思いにふけると長年続けていく自信を失うことがあります。夜勤が原因の場合は介護職自体を嫌いになる前に、日勤のみの介護施設に移るのも手です。
夜勤は科学的にも身体によくないと発表されています>>今の条件で介護職の夜勤を続けて納得できますか?『夜勤は発がん性リスク』があるかもしれません。
私が実際に2ヶ月で夜勤40回(日勤からの夜勤含む)入った時の記事は↓↓
https://hiropen.com/2months-nightshift-check/
職員間でのモノ盗り
介護職員はストレスが溜まっている人が少なくありません。
そのストレス発散の一つとしてロッカーから人のものを盗む人もでています。もちろん、ストレスが原因ではなく、その人本来の姿でもあります。
鍵付きのロッカーや貴重品入れがない施設もありますので、貴重品だけは持っていかないようにしましょう。
まとめ
『新人介護職員のあるある』大変な事・気をつけるべき事を知りリスクヘッジをするということですが、ブラック企業を見分けることや自分の適正を知ることが重要です。
ブラック企業は初日のオリエンテーションがな無かったり、雑な時点ですでに認定してもいいくらい、私のコンサル経験上ハマります。
「え?決めつけるのは早くない?本当なの?」と感じる方もいるかもしれませんが、100%ではないにしろ高確率だと言えます。
介護の仕事自体、社会的にも必要とされており、『今まで劣悪な施設が多く存在しているため』介護業界の闇にフォーカスされがちですが、その分選ぶ施設さえ間違えなければ、楽しさや、使命感・やりがいが多いのも事実です。
この感覚、心理を利用し企業が『やりがい搾取』をしてくることもあるため、情報収集は欠かさず行い、俯瞰的に介護という仕事を見れるように自衛していきましょう。
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