メロディー保育園の保育士ら18人一斉退職(静岡)は介護業界も決して対岸の火事ではないだろうと考える

どうもひろぺんです。

先日衝撃が走りましたね。
静岡県浜松市の認可型保育園のメロディー保育園で、25人中17人の保育士さんと1人の栄養士が、2019年12月28日付けで一斉退職することが報道されました。

保育士さんらの一斉退職の理由は、園長からのハラスメントとのことです。

ハラスメントは、約5年前に高部志保子園長の夫が副園長(専務)として就任した約5年前から、日常的に行われていたようです。

ハラスメントの種類はパワハラをはじめ、マタハラ、モラハラ、セクハラなど多岐に渡る数々の問題が、今回の会見時や保育士さん達の手紙の内容、ニュースを通して、表面化しています。

それまでも、保護者達からの意見に対して、『誠意をもって対応』ではなく、モンスタークレーマー扱いをする始末だったと報道もされていますね。

この園長や副園長(専務)に対して、報道通りならば、業界人として憤りを感じます。

介護業界も同じ福祉業界として、他人事ではないですし、ブラック介護施設がある事などを考えると『対岸の火事ではない』ですね。

今日はこのメロディー保育園の高部志保子園長からのハラスメントが原因で、保育士さんが一斉退職をしたことについて、私が感じることや介護業界が対岸の火事ではないと感じる部分を記し、現在介護事業で介護経営者や役員クラス、事業部長または施設長などが少しでも改善できればと考えています。

目次

メロディー保育園の一斉退職する保育士から保護者に宛てた手紙内容(告発文)

Twitterでは保育園児の保護者であろう方が、つぶやかれています。

浜松市の認可保育園で18人の職員がパワーハラスメントなどを理由に一斉に退職届を出し、運営に影響が出かねない事態になっていることが分かりました。浜松市は園長などから聞き取りを進める一方、速やかに保護者向けの説明会を開くよう求めています。

引用:秒刊SUNDAY

本当に事件ですね。

早速、上記の画像にもある手紙の全文を下記に引用していきます。

メロディー保育園の保育士一斉退職の保護者への手紙内容(告発文)

保護者のみなさまへ

お詫びとお知らせ

今回私たち保育士、栄養士の18名から保護者の皆様にお伝えしたいことがあり、書面を配布させて頂きました。

私たちは12月いっぱいで退職することになりました。子供たちのことを心から大切に思い、最後まで成長を見届けたいと思い続けてきましたが、それが難しくなってしまいました。驚かれる方、不安に思う方も多くいらっしゃるかと思いますので、お詫びと事情の説明をさせて頂きたいと思います。

私たちは、以前から園長、専務からパワハラ、セクハラ、マタハラなどのハラスメントを受けていました。
子供や保護者の方の前で指導や罵倒される、ブログのための写真映えする保育をしろと要求される。
ミスをした保育士に対してADHD(注意欠陥障害)などと決めつけるような発言をする。
よくしてあげるからと金品を渡し相手の意思に反した私的な要求をする。
妊娠中の保育士が体調不良で欠勤していることに対して会議の場でつわりは病気じゃないから休むのはおかしいと批判する。
パワハラは保育士に対してだけににはとどまらず、保護者の方に対しても気に入らないと脅迫や罵倒、無視をする。
子供にもカメラを向かない子は腕を引張フレームに入らない場所に強制的に移動させる、相撲など手加減をしない乱暴な遊びをし、怪我をしても子供のせいにする。家庭環境などで差別的な発言をする。
子供たちが遊んでいる時間に園庭をドックランに使い、犬に排泄をさせる。
あげたらキリがありません…

他にも保護者の方のお仕事がお休みの日の保育や体調不良について、登園を拒否するような厳しすぎる対応を強要されていました。指示された通りに対応しているかどうか常に職員室から監視されていて、理不尽なことを言っていると感じながらも言わざるを得ない状況にあり、お子様をお預かりする上で大切な保護者と保育士との信頼関係を築くことが難しい環境にあるとも感じていました。

今まで日常的に人格を否定する数々の言動、常に圧力をかけられ監視されている恐怖に極度のストレスを感じながら仕事をしてきました。園長、副園長が辞めた職員に対してもひどい扱いをしてきたのをみていると、辞める勇気さえ奪われていました。
今年8月に意を決して園長に、改善されなければ退職の意思があることを含めて相談したところ、逆に私たちが集団いじめをしていると言われ、改善されるどころか当てつけや嫌がらせを受けるようになりました。
嫌がらせは日々悪化し、それによって体調を崩す保育士も多く、さらに保護者の方から園への不信感も増し、子供たちの安全面も脅かされ、働き続けることが難しいという思いが強くなりました。

私たちは保育士として、保護者の方が安心してお子様を預けることができ、子供たちが安全に過ごすことのできる環境を整える責任があります。
しかし、それができないのが現状です。

園内での解決は不可能であると判断し、弁護士、労働基準監督署などの外部専門機関にも相談を重ねて来ましたが、改善は難しく、12月11日、担任保育園12名を含め、フリー保育士、パート保育士、栄養士の計18名が退職届を提出し、12月28日をもって退職することになりました。

この決断により保護者の方へご迷惑をおかけしてといしまうことは十分承知の上ですが、私たちは、このような状態になるまで問題を放置してきた園長や専務に責任があると考えています。
しかしながら、私たちが退職することで、今後、子供たちや保護者の皆様に多大なるご迷惑をかけてしまうことは事実ですので、書面にて恐縮ですが、お詫びとご報告をさせて頂きます。
来年1月以降の保育園の継続の可能性については、私たちからは何かいえる立場にはございません。

このたびは、保護者の皆様、そして子供たちにご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。あと少しの間ですが、職員一同、職務を全うする所存ですので、最後までよろしくお願い申し上げます。

2019年12月11日
退職予定の職員18名一同

ハラスメント行為は『パワハラ・セクハラ・マタハラ』モラハラの単語が明記されていませんが、手紙の内容から察するに、モラハラもあったと考えてよいと思います。

ハラスメントと括っていますが、実際はそれ以上になる犯罪行為もあったかもしれません。

しかし、これらに関しては、保育士さん達の手紙に直接訴えられていないため、断定出来かねますので、可能性の話として留めておきます。

保育業界と介護業界の問題点は似ている

私は、実際に保育士の仕事を経験したことがありませんが、友達が過去に長年の夢だった保育士になって、1年で辞めてしまった事があります。

その友達と12月17日い会った際に「今回の件は保育士時代がフラッシュバックした!」と言い『保育士も労働環境が劣悪な園が多いことが問題』と理由を以下の通り発言していました。

保育園で労働環境が劣悪と感じた部分
  • 経営者に理念も何もなく、金稼ぎのため運営
    (補助金がかなり多く出る*こちらがわかりやすいです)
  • 労働に対しての対価・報酬がついてきていない
  • サービス残業は当たり前、仕事は持ち帰って当然の雰囲気
  • クローズド空間なのでハラスメントが温床している
  • モンスタークレーマー(家族)が多い

これは介護業界でよく言われていることと、似ていますよね。

今回は園長の会見でも、実際にハラスメント行為があったことは認めていましたので、刑事責任or民事責任どちらが問われるか注目したいところです。

個人的には、現在の報道が事実だとしたら、そういった輩は言ってもわからないし、穏便に済ませると自身の行為の罪を反省しないはずです。

園長の会見を見られた方はわかると思いますが、保育士さんへの謝罪の言葉が皆無でしたからね。

再発防止の観点及び他の保育園などのためにも、社会的制裁を受けて自ら行った行為を強制的に猛省させてほしいと思います。

介護業界者が今回の一斉退職から学ぶべき事

今回の事実公表は保育士さんたちはとても勇気のいる行動をとったと思います。

賛否両論があるのも覚悟の上でしょう、しかし批判、否定されるべきは保育士さんではなく、園長・副園長であるはずです。

今回の保育士さんたちの事実公表は『今後同じことが起きないように』『業界が変わってほしい』『同じような他の企業も気づいてほしい』など、様々なメッセージも合わせて詰まっていると感じます。

だからこそ、介護業界でもハラスメントのみではなく。潜在的な問題を見つめなおすべきなのでは?と勝手にそのように解釈して、今後さらに介護業界も良くなる方向に向かって欲しいと願います。

先程、私の知人の話で以下の内容を記しました。

保育園で労働環境が劣悪と感じた部分
  1. 経営者に理念も何もなく、金稼ぎのため運営
    (補助金がかなり多く出る*こちらがわかりやすいです)
  2. 労働に対しての対価・報酬がついてきていない
  3. サービス残業は当たり前、仕事は持ち帰って当然の雰囲気
  4. クローズド空間なのでハラスメントが温床している
  5. モンスタークレーマー(家族)が多い

根本的にブラック企業としての問題があるから、今回の一斉退職の問題が出たり、私の知人が感じる内容が蔓延っているわけです。

介護経営者や介護事業部長、専務などのクラスに就いている介護事業の関係者で「自分は関係ない」と思っている人がいるかもしれませんが、主内容だけ掻い摘むと、今回の件は結構な数の介護施設が該当するのでは?と最近の風潮から、読み解けます。

それは上記の①〜⑤に関しては、介護業界でもよく問題提起として、取り扱われている内容だからですね。順にサラっと書いていきますので、是非御覧ください。

その①経営者に理念やビジョンがないのに健全な運営ができるわけない

ここで言う理念やビジョンというのは、あくまで介護経営者の志の話です。

体裁的なものや、ルーティン化している行為などではありません。

経営者の理念を浸透させるなどの類の話で、よく出てくる言葉は「毎朝社訓を唱和しているんだ!!」とあります。そういった時代錯誤の話ではないです。あれほど見苦しいモノはないですね。

最近では、いきなりステーキの業績が大失速しており、改善に向けての行為として社長自ら、直筆の張り紙で来店のお願い?みたいなモノをさらし、ただ醜態をさらしているだけになっていることが話題になっていますね。

そんないきなりステーキも、店長会議時などに点呼などがあるのですが、理念やビジョンと言う観点からは逸脱しているようにしか見えませんね。

私個人としては、飲食業にも携わっているため、こんなことよりお客様や従業員目線でもっと重要な事があるんではないかな?と苛立ちすら感じます。

今回の保育士一斉退職の件は、まさにお隣の家で起きた事故に近いものがあるため、今一度、介護経営者はじめ、上層部の人間はビジョンを明確にして、己の志を再確認したほうが良いと思います。

https://hiropen.com/care-president-vision-important/

その②労働に対して、対価・報酬がついてきていない

これらは介護業界では高齢者虐待などに直結する問題と感じています。

なぜなら、自分に余裕が生まれないのに、他者に余裕を見せて心を尽くすことが出来る人がどれほどいるでしょうか。確かにそれでも他者のためになんでも出来る聖人君子のような高貴な人徳者がいるかもしれません。しかし限りなく、0に近いと言えます。

幸福度が挙がると自身に余裕が生まれるため、社内で問題未発生(高齢者虐待防止)や広くは介護事故防止にも繋がります。企業の教育、人格の問題うんぬんもありますが、この業界を知っている人間としては、それだけではないことは想像に難くないですよね。

幸福度と虐待は比例関係があると個人的には考えています↓↓

https://hiropen.com/care-work-well-being/

介護職はお金ではない!といえる人もいますが、お金が欲しい人もいることも事実です。なので、時々いる『介護にお金を求めるのは間違っている』『お金を求めるなら介護職をやめれば良い』という、あなたの価値観を押し付けないように。

先入観になるかもしれませんが、上記のような人達が高齢者を弱らせている介護をしている人が多いのでは?とも思ったりします↓↓

https://hiropen.com/world-care-bedridden-old-man/

私個人としては、お金は求めてほしい!と考えています。そうすることにより、介護業界にも人が流れやすくなり、結果的に業界が盛り上がるはずです!

そして、給料に反映されていることは、いい仕事をしている結果であり、証拠やからね!

仕事として評価される部分は金銭面になってきますので、お金は自分の仕事を正当に評価するためにも、求めていきましょう!↓↓

https://hiropen.com/salary-is-my-value-care-work/

その③サービス残業は当たり前、仕事は持ち帰って当然の雰囲気

サービス残業は本当に滅してもらいたいものです。

もし、サービス残業込でまわらない経営状況であるなら、経営計画そのものから破綻しているため、経営ミスです。

介護職員が『義務(残業)を果たしているなら、権利(残業代)を主張させて、認めてあげてください。』

払うべきものは払いましょう。介護業界では、書類問題や事務問題がサービス残業につながっていることが往々にしてあります↓↓

https://hiropen.com/care-worker-mystery-care-jobovertime/

上司が無能だと、必然的に残業も増えるため、企業体質が残業が当然になり、いつしかサービス残業という悪魔こと唱和の遺産を生み出すことになります↓↓

https://hiropen.com/lame-duck-companies/

残業代について、自分の雇用契約書と法律を絡めながら、詳しく知りたい方はこちらをごらんください。

その④クローズドな空間なので、ハラスメントの温床

今回問題のあった保育の業界に限らず、介護もそうですが外界から閉ざされ、職場・業界そのものがクローズドな空間になっています。

よって介護士や保育士は、経営者や上層部による独裁企業が牙を向けられやすい環境下に置かれています。経営者が人格者だとしても、上司などがパワハラを行いやすい環境でもあります。

もし、今あなたがハラスメント問題で悩んでいて、社長や役員陣などではなく、上司がハラスメントをするなら追い出す方法はあります↓↓

https://hiropen.com/black-companies-powereharasumennto/

もし、経営者や役員陣クラスなら、正直に言いますと打つ手があまりありません。出来ることといえば、早急に次の職場を探すことが最善だと考えていますが、すぐに辞めることが出来ない!でもすぐに辞めたい!という方は代行サービスを利用することをオススメしています↓↓

https://hiropen.com/can-not-quit-even-if-i-want-to-quit-care-worker-retirement-service/

その⑤モンスタークレーマー

当然すべてのクレームがおかしいわけではありません。クレームの大半以上は、こちらに非があります。

しかし、どのように理解・解釈しても『理不尽』以外のナニモノでもないクレームがあります。モンスタークレーマーはいずれ、自分で自分の首を締めていることに気付かされるでしょう。介護施設は毅然とし対応を心がけましょう↓↓

https://hiropen.com/monster-kramer-fam-care-work/

さらにこういったモンスタークレーマーなどを会社が黙認して、放置してしまうと介護職員が『うつ病』になったりするケースもあるため、介護施設は早急に対応するべきです↓↓

https://hiropen.com/nursing-staff-prone-to-depression/

誠意ある対応をしていると一斉退職などありません

もし介護職員の方がこの記事を読んでくださっていて、もう介護士やめたい!と思っているなら『介護士が向いていいないから辞めたい!』のか『今の介護施設が嫌!』なのか、一度考えて欲しいです>>介護職に向いてる人の6つの特徴【介護職10年/介護施設経営6年の経験者が解説】

もし、『今の介護施設が嫌!』だったら介護士を辞める必要はないです。より良い介護転職をすることにより、一気に毎日を変えることができるので、一度介護転職エージェントに非公開求人の紹介を依頼してみてください>>【まとめ】介護士転職エージェント・サイトおすすめ!16選徹底比較!『未経験/無資格・女性・派遣』と種類別もオススメあり!

今回の保育士一斉退職は冒頭にもお話したように、介護業界からみて対岸の火事でないことはおわかりいただけたと思います。

今回の一斉退職の保育園のハラスメントの問題をもっと俯瞰的にみて、今後の自社の改善や発展につなげていくことが、近い業界者として勇気ある保育士の行動に対して、1人の人間として、何か貢献できることではないでしょうか。

もう一度おさらいです。

  1. 経営者に理念も何もなく、金稼ぎのため運営
    (補助金がかなり多く出る*こちらがわかりやすいです)
  2. 労働に対しての対価・報酬がついてきていない
  3. サービス残業は当たり前、仕事は持ち帰って当然の雰囲気
  4. クローズド空間なのでハラスメントが温床している
  5. モンスタークレーマー(家族)が多い

これらは、まともな企業なら当然対応している内容です。もし、出来ていないなら、今回の保育士一斉退職が、あなたの介護施設で発生するかもしれません。

人材を人財と扱うことを肝に命じて、日々を過ごしていきましょう!

そして、今回事実公表を決意された勇気ある保育士さんと栄養士さんの皆さんが、今後明るい道に進むことが出来ることを説に祈っています。

それでは良い1日を!

 

 

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