いざ介護職の転職活動を頑張って、面接だ!となり、転職や就職時の面接に行く前に履歴書を用意しますね。その履歴書を書く際に持っている介護資格を履歴書内の資格欄へどのように書くか迷う時があります。

- 介護初任者研修?って履歴書にそのままかくの?
- 旧ホームヘルパー2級ってどのようにかくのか?
- 転職時の履歴書に書きたいけど正式名称でかくの?略式名称?
転職の面接をするために履歴書を書きたいけど、このように思っている人も多いのではないでしょうか。
正式名称で普段から使うことは少なく、(旧)ホームヘルパー2級は「ヘルパー」や介護初任者研修は「初任者研修」と言う人が多いため、いざと言う時にわからなくて困る時があるかと思います。
通称でも正式名称でも問題なくわかればいいと思いますよね。しかし、やはり履歴書なので、そこは正しい表記で正式名称で書きたいですね。
介護職の転職をする際の履歴書へ所持している介護資格を書く際『介護職員初任者研修』や『ホームヘルパー2級』は履歴書にどのように書けばいいのか?
本記事では介護資格の入門資格の『介護職員初任者研修』や旧介護資格でもある『ホームヘルパー2級』って何が違うのか?一緒か?転職時の履歴書への書き方などを説明していきますね。
ホームヘルパー2級って初任者研修と一緒だっけ?正式名称….あれっどう書くんだっけ?をわかりやすく解説していきます。
【介護資格】介護職員初任者研修やホームヘルパー2級履歴書にどう書いて転職活動すればいいのか

介護職員初任者研修と(旧)ホームヘルパー2級の違い
現在の資格で、介護職員初任者研修は過去にあった資格(旧)ホームヘルパー2級に該当します。
2013年4月1日の介護保険法施行規則改正で介護資格制度の根本的な見直しがあり、介護職のキャリアパスが明確化されました。その際に『ホームヘルパー2級』から『介護職員初任者研修』へと名称が変更になったのです。



- 昔(2013年3月31日以前)→『ホームヘルパー2級』
- 今(2013年4月1日以後)→『介護職員初任者研修』
これだけ理解しておけば、問題ないでしょう。細かく突き詰めると上記の限りではありまんが、大きくは異なりません。
しかし、転職時などの履歴書に書く場合は正式名称で書く必要があります。
「初任者研修とホームヘルパー2級」履歴書への正式名称と書き方
面接の担当をしていて、感じることが「初任者研修」や「ホームヘルパー2級」などの資格が意外と『正式名称』で履歴書に書かれていないことがあります。
介護職員初任者研修やホームヘルパー2級の資格を所持し、履歴書に略式を書いたり、面接時に「初任者研修所持しています!」と答えても同業の介護職員や介護職の面接官にはもちろん通じますが、もし転職先が介護職意外に転職する場合は通じないでしょう。
さらに、略式で履歴書に記入することや面接時に略語でいうこと自体、先方に失礼に当たりますし、面接官によってはそれだけで面接を落とされてしまうため、避けるべきです。

初任者研修は『介護職員初任者研修課程修了』と記入が正しい
介護士同士や介護同業者間で、普段よく使う「初任者研修」や「介護職員初任者研修」の資格を転職時に履歴書に書く場合の正しい記入は
「介護職員初任者研修課程修了」
です。
面接をしてみると感じるのですが、『修了』が抜けていることが一番多いです。あとはお察しのとおり『介護職員初任者研修』のみだったり『初任者研修』などが散見されますね。
『介護職員初任者研修課程修了』ではなく、個人的に転職時の履歴書に記入している主な6つのミスは以下の通り
- 初任者研修者
- 介護職員初任者研修
- 介護職員初任者研修終了 *課程がぬけている
- ホームヘルパー2級
- 旧ホームヘルパー
- 訪問介護員2級養成研修課程修了
普段から「介護職員初任者研修課程修了したのは〜」などの会話はしないので、ついうっかり普段使い慣れている言葉で「初任者研修」等、記入してしまいがちなので、気をつけましょう。
ホームヘルパー2級は『訪問介護員2級養成研修課程修了』と記入が正しい
前述の通り、ホームヘルパー2級の資格は2013年3月31日廃止され、同年2013年4月1日からは同クラス帯の資格で新制度からは「介護職員初任者研修」という資格名になりました。

双方ともに資格の扱いは内容は大体似たようなものでほぼ同じなのですが、名称が変わることは資格も異なるため、介護職員初任者研修の資格をもっていないのであれば、所持している資格はホームヘルパー2級の資格ということになります。
よって履歴書に書く場合はホームヘルパー2級の資格を記入すべきなのですが、このまま『ホームヘルパー2級』と書かないように気をつけましょう。
転職時の履歴書にホームヘルパー2級の資格所持の旨を記入する場合の正式名称は
「訪問介護員2級養成研修課程修了」
です。こちらの資格も介護職員初任者研修時と同様に介護士の面接時によく目にする記入ミスがあります。そのまま『ホームヘルパー2級』などですね。
個人的にに感じる、転職時の履歴書に『訪問介護員2級養成研修課程修了』の記入ミスしている主な5つのミスは以下の通り
- 初任者研修者
- 介護職員初任者研修
- 介護職員初任者研修課程終了
- ホームヘルパー2級
- 旧ホームヘルパー
ここでもわかるように、今はなくなってしまった資格である『ホームヘルパー2級=訪問介護員2級養成研修課程修了』ですが、今の言葉に置き換えて、③のように「介護職員初任者研修課程修了」と現在同類資格の資格名を記入している人が多く見受けられます。
普段は「ヘルパー2級が〜」とよくヘルパーという言葉を使用すると思いますので、転職の履歴書への記入の際はよく注意して記入する必要があります。

【実例】2種の介護資格を持っている方の履歴書記入例
実際に『介護職員初任者研修課程修了or訪問介護員2級養成研修課程修了』を記入した履歴書をごらんください。
*こちらの履歴書には「介護職員初任者研修課程修了」を記入しています。
免許・資格の欄に正式名称で記入
上記の通り、免許・資格の欄に「介護職員初任者研修課程修了」や「訪問介護員2級養成研修課程修了」を取得順に記入していきます。
その際、上記の記入例の通り、資格取得の年月は【平成27 4】や【平成30 4】というように年と月は省略で大丈夫です。
修了を終了と記入しないこと。しっかりと修了まで記入すること。
現在の資格名に合わせるのではなく、自身が取得した資格名を記入すること。

志望の動機は大事だが、資格の有無も大切
実際に、無資格者と有資格者はどっちが有利かと言うと、やはり有資格者になります。
もちろん、有資格者のほうが経験者として安心できることもあることと、入社後も研修が「介護のいろは」からスタートではなく、本当の基本部分を再確認程度ですむことも施設側の大きなメリットです。
また、介護施設の場合は資格者の有無や、全従業員に対しての資格者の割合%で介護報酬加算に影響し、施設側の収益にも直結することも有資格者が有利になる大きい理由の一つです。
よって、『介護職員初任者研修課程修了』や『訪問介護員2級養成研修課程修了』している時点で、採用側には人材確保以外にもう一つメリットがあります。
資格を通して、先方に熱量や向上心をアピールしたい場合で、現在は介護職員初任者研修のみ修了している状態なら、上位の資格に値する、実務者研修の取得に挑戦することなどをアピールすることは大事です。
上記からも、おわかりいただけると思いますが、無資格の人よりは有資格者のほうが立場的優位に経っています。
そのため、もしまだ保有資格がない場合はこちらで資格の無料請求をして資格取得を目指したり、こちらからから介護職をしてお金を稼ぎつつ、資格をとっていくルートをオススメします。
履歴書は手書きかPCで打ち込むべきか、手書き字の注意点は?
履歴書といえば、昔は手書きのみでしたが、ここ10年でPC打ち込みで履歴書を作成する人も増えていますが、実際にどちらで書くのが正解なのか。
正解は、履歴書は手書きでもPC打ち込みでも、どちらでも大丈夫です!
個人的には、誤字も防ぐことができ、再編集も安易かつ、介護事務が出来ることをアピールできるためPC作成をおすすめしますが、PCで作り方がわからないよ。難しいよ。という方は手書きで問題ありません。
その際は、黒のボールペンまたは万年筆を使用して、書きましょう。字が汚い人でも、キレイに書く意識で書くだけで、相手への印象がかわります。
履歴書作成時の誤字などは、書き直しが基本となります。誤字のままでは、現代社会では非常識となり、書類の時点で落とされることもあるため、少々面倒にはなりますが書き直したほうが無難です。
履歴書の書き方も重要ですが、服装や受かりやすいポイントも押さえておきましょう>>介護の現役面接官が解説!重要ポイント3つ|履歴書内容や志望動機・服装・質問対応・時間厳守
履歴書記入字に間違えやすいその他の介護資格一覧
介護職員初任者研修は『介護職員初任者研修課程修了』でホームヘルパー2級は『訪問介護員2級養成研修課程修了』と書くことが本記事では、正しいと説明しました。
その他の4つの介護資格も非常に間違えやすいため、以下の通り記します。
【『介護職員初任者研修課程修了』『訪問介護員2級養成研修課程修了』以外に間違いやすい資格4つ】
- (誤)ホームヘルパー1級→(正)訪問介護員1級養成研修課程修了
- (誤)実務者研修→(正)介護福祉士実務者研修課程修了
- (誤)介護福祉士→(正)介護福祉士資格取得
- (誤)認知症実践者研修→(正)認知症介護実践者研修修了
- (誤)ケアマネージャー→(正)介護支援専門員
実務者研修や介護福祉士含め、複数の資格取得している場合
介護職の資格取得でよくある王道ルートは下記の通り
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
- 介護支援専門員
このように、キャリアを積んでステップアップしていく介護職員の方が多いと思いますが、資格取得ごとに履歴書にきにゅうすべきかどうか悩まれた方が以前いました。

介護資格の有無は無しより有りのほうが立場的優位にたてるので、漏れがないように記載しましょう。
介護福祉士資格はいつとったかも重要です
介護業界にいて、介護福祉士の資格を所持していたり、介護福祉士の資格取得を目指している方は以下の内容をご存じの方は多いことでしょう。
平成28年(第29回)試験から、実務経験3年に加え、実務者研修の資格の修了が義務付けられています。介護従事者は仕事の合間に、研修のできる学校に通わねばなりません。
上記の内容ですが、やはり働きながら「資格取得」は難しく感じる人もいるなか、それでも資格を取得した人はそれだけ、面接官にも熱意が伝わりやすかったり、転職時の条件交渉などにも有利に働きやすいです。
なので、過去の介護福祉士の取得条件であった実務経験3年+実務テストだけで介護福祉士の資格を取得したか、あるいは実務者研修を経て介護福祉士になったのか面接担当側にわかるように記入することは、とても重要です。
介護転職時に履歴書の資格取得欄以外に、他業種の資格を持っている場合はもちろん他の資格も記入するとよいです。
保有資格が多く、履歴書の資格・免許欄に記入できない場合は、別途『職務経歴書』を利用して、記入するとよいです。
介護職以外の転職でも介護資格は記入した方がよいかどうか
本記事の内容は「初任者研修」と「ホームヘルパー2級」の正式名称と履歴書に書くかどうかですが、もちろん介護職以外へ転職する場合でもこれらの資格含め、現在所持している資格をすべて記入することをオススメします。
介護資格はもちろん、医療・福祉関係者であれば、一目でわかる資格ですが、他業界で理解されなくても、デメリットになることはないため、介護業界でも資格取得するほど熱量を持って、仕事に取り組んでいたことは評価されます。
さらに、他業界への面接時は同業種の介護職への転職時より、間違いなく緊張します。
しかし、資格取得していると別業界の方と面接時のトーク幅の広がりにも繋がります。
自身が持っている介護業界のイメージが悪かったとしても、他業種の方は介護職員に対して、悪いイメージを持たれる方は少なく、むしろ興味をもたれることが多い業界です。

介護資格の取得に迷うなら、取っておくべき!
もし介護の資格をまだもっていなく、今後取るか取らないか迷っていて、まだ勤務継続する予定なら、前述の通り、同業種でも他業種でも、かなりメリットに働きことがわかっていただけたと思います。
なので、もし迷われている方で介護資格がまだ無資格の方は初任者研修から、資格取得を目指しましょう。こちらに資料請求や資格について詳しく書いています↓↓
https://hiropen.com/career-enhancement-care-work-3choice/
これから介護職に勤めたり、働きながら無料で資格をとる方法に関しては『かいご畑』や『きらケア』がオススメですので、まとめた記事を参考にしてみてください。
まとめ
本記事の重要な部分「介護職員初任者研修・ホームヘルパー2級の履歴書への書き方」は以下の通り
介護職員初任者研修→「介護職員初任者研修課程修了」
ホームヘルパー2級→「訪問介護員2級養成研修課程修了」
です。
介護業界は売り手市場で、転職時に面接で受かりやすいのはご存知だと思いますが、本当によい求人先では、買い手市場の介護施設もあります。
おもに、介護職特化の転職エージェント先などの非公開求人が抱えている事が多い施設などですね。その場合はむしろ厳選されてしまうため、こちらの書類もしっかり準備をして、礼節をわきまえ、常識人をアピールするために履歴書は重要です。
本記事の資格の記入を正式名称で行うことも、十分評価対象に値することになりますので、転職時の履歴書作成は間違いなく、記入するようにしていきましょう。
転職時における履歴書作成や面接対応、対介護企業への対応全般に不安を感じる方は入職まで全面バックアップを無料で行ってくれる介護転職エージェントを利用することをオススメします。
よき介護転職ライフを!
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[…] ヘルパー2級の履歴書の書き方や注意点、そしてうっかりしてしまうミスなどを「介護職員初任者研修やホームヘルパー2級は履歴書の書き方」にて詳しく説明していますので、今この情報が必要な方はぜひお読みください。 […]