良質な介護施設運営

【デイサービス(通所介護)の厳しい現実】売り上げアップと黒字を出すための3つのコツ『原点にかえる』

どうもひろぺんです。

介護企業役員で現役介護士です。

【自社の正社員雇用2018年度実績】

有給消化率:100%

年間休日:120〜130日(契約内容による)

残業:数日で数名程度

年収:20代役職なしの介護士500万円

上には上がいると思いますが、悪すぎるわけではないと思います。

年に数回アンケートや面談をするのですが、特に不満はなし。アンケートや面談の結果は真意かは正直わかりません。

本日こんな記事がありました。

小規模の「地域密着型」は全体の45.5%が赤字。赤字の事業所の利用率は61.5%で、黒字の事業所(70.8%)より9.3ポイント低かった。年間の営業日数も10日ほど違う。赤字の事業所は287.3日、黒字の事業所は297.2日となっている。

参考:http://www.care-mane.com/member/news/10252?btn_id=top_c_news01&CID=&TCD=0&CP=1

なんとも残念な数字ですね。

一時は政府の方針もあり、小規模型デイサービスはすごい勢いで増えていったにも関わらず、法改正でとんでもないメスが入り、現状はこの有様。

 

当社でも地域密着型通所介護15名定員を運営しているので本当に他人事ではありません。悲しいですね。

今のところ自社の運営はスムーズなのでなにか為になることがあればと思い記事にします。

「よくある営業方法」とか「こんなツールがいい」とかそういう話ではないです。

通所介護は厳しいが経営者次第で売上げアップも黒字化も可能

結論から言います。

地域密着型通所介護の運営に問わず、介護施設の運営は経営者の力で黒字化は可能です。

必要な事は経営者の飾った言葉ではなく、現場への理解、環境改善

 

『介護はやりがいがある仕事』

『感謝される仕事』

『その方に寄り添って、唯一無二の存在になろう』

 

などの飾った言葉を言い出すときりないですが現在はやりがい搾取とも言われている言葉を現場を理解せずに豪語している経営者は結構な確立でしくじっています。

正直そんな言葉より、ゴミの1つでも拾ったほうが現場の職員の気持ちが経営者の方に向きますよ。

そしてやりがい搾取の言葉を並べることにより現場の厳しさをカモフラージュしているようにしか感じていない職員も多いです。

思ってもない言葉をかけるなら、現場に目を向け、環境改善に精を出しましょう。

現場が良くなることにより、結果的に自分に何倍にもなって、リターンもあります。

『目先の利益に惑わされてはいけません。』

稼働率が低いからこその当たり前の重要性

私の会社では現場最優先の考えを持っているので、私は自分の施設に訪問する前にゴミ拾いしてから入ったり、必要であればトイレも掃除しています。


スケジュールから逆算して、たった5〜10分の時間が
取れないなら完全に思考停止しています。

『当たり前のことをやる重要性ですね。』

もし職員と関係性が構築できていないのなら、継続してみてください。
こういう積み重ねだけで、お互い歩みよれるものですよ。

もしそんなことされるとウザい!って思われると感じるなら今までの関係がいかに希薄だったかと言うことを振り返り、猛省して、心を改めたらオッケイです。

施設に入りたての現役介護職員の方は自社の役職ある人がそういう人かどうか見分ければすぐにそこの会社の天井と底が見えてきますよ。

 

それだけ経営者側の心構えや現場に対しての心遣いが大事なのです。

 

稼働率が落ち、赤字などになるとよくやってしまいガチなミス

『1番は人材を人財とせず大切にしない事』

よくやってしまいがちな経費削減のミス

利用者が減ったので、売上が取れないとよくある間違いは人件費を削ったり、消耗品を削ったりと変動費から経費を落としていく人が多いと思います。

よく考えてみよう

パートさんは十分な報酬がないと辞めていき、稼働率が上がれば苦労するのは現場の人たちですよ。もし稼働率が上がれば、人を採用すればいいと考えているなら大間違い。

 

50,000円をケチって500,000万円と人1人失う

 

【例えば】

1日/1,000円×5h=5,000円のパートさん

勤務日数を1ヶ月20回を10回に減少させると

 

1日5,000円×1ヶ月20回=TOTAL100,000円

1日5,000円×1ヶ月10回=TOTAL 50,000円

額 50,000円


たったの50,000円です。


もう一度いいます。たった50,000円で大切な人財が一人辞めるのですよ。
このご時世で介護業界で頑張ってくれている貴重な人財を。

 

ちなみに知人転職エージェントの役員の話によると介護で1人採用する平均単価は地域さはあるが300,000円〜500,000円とのこと。

それを聞いても人件費を削り、辞めさせるバカは「賢い経営者」とは言いませんね。

 

人が減ると連鎖反応が起きます。

そしてさらに大打撃が人が辞めると当然ながら現場で働いている人は余計に疲弊します。

さらに人が辞めます。また辞めたことが引き金となって、また辞める。

というループに陥ります。

「1人の人財を大切にしなかった経営者の末路」ですね。

1番かわいそうなのは経営者ではなく汗水垂らして、暴言や暴力にも倍返しせずに耐えて現場で働いて少しの希望を持って、頑張ってくれている介護職員です。

 

通所介護で売上アップ、黒字化していくための3つのコツ

これも実は当たり前の事を当たり前にやればある程度伸びます。

 

:現場の職員から意見を吸い上げて、問題点を洗い出す

コンサルで他施設をお手伝いすることもあるのですがこの意見を吸い上げることをやっていない経営者が本当に多いです。

自分の大切な職員が何を思っているか、何を感じているか
わかろうとしていない事は興味がないのと同じです。
もちろん鏡の法則が発動します。

相手も同様なことを感じています。

昔の民間企業なら奴隷制度もあったのでそれでオッケイだったかもしれませんが

この多様化して柔軟に対応していかないといけない時代では無理です。


自分から職員と同じ目線に立って、一緒に仕事をする
感覚がないと、厳しいですね。

ちゃんと意見を聞いたことない経営者の方は一度聞いてみようよ!

現役介護職員は今までちゃんと話し合いの場が持たれなかったのであればまずは直属の上司に申し出てもいいと思います。

もし断られたらそんな会社に先はないです。辞めて転職したほうが後々幸せです。

 

:仕事の可視化を図り、数値化して評価して給料に直結させる

可視化や数値化といった具体的にわかりやすくしてあげることが大切です。

もし何もないのなら、それは『ゴールのないマラソン』を走っているのと同じで疲れるだけですね。

介護保険制度が賦課方式であるがゆえに何年も続けて昇級することは現行制度では困難です。

ただしちゃんと底と天井を決めることにより職員も理解と納得をしてくれます。


そして副業は大賛成にしていますので
よそから稼ぐ手段で本人は潤って満足状態を作れます。

ちなみに私の会社では現在介護職員のMAXは500万円です。管理者MAXは700万円です。これは明記していますし、実際に到達している人間もいます。

良い連鎖反応を起こして、徐々に成果へ


ここまですると良い連鎖反応がおきますね。
あの人が到達したなら、自分も出来るはず!と。会社の業績は上がるし、個人の満足度も上がるので言うことなしです。

 

施設でいうと『業績が上がる=稼働率が上がる』に直結です。

金額面に関しては自社はそれ以上今のところ厳しいですが今後の自社の展開状況によっては天井が上がる可能性はあります。

次の投資のための原資と従業員に回す金銭を
計画に戦略的に練り込むことにより、高確率で結果にコミットできます。


そのためにはまず行動でコミットすることが必須条件です。


経験から言いますが、職員の給料が稼働率に間接的に関係しています。
ウルトラCでもないし、即効性はないにしろ徐々に成果に出る部分なのです。

 

:営業イケイケ!は無能のすることなので原因を知る

稼働率が低いから

稼働率が下がってきたから

営業にいけいけ!!

とか言ってないですか?


稼働率が低い、原因はそもそもなんでしょうか?
稼働率が低い原因が営業に行っていないことなら正解です。それ以外は不正解ですよ。

まず失敗している物事には原因や要因が必ずあるはずです。
そこを把握して、改善していくことが稼働率アップへの近道です。

ラッキーパンチはいらない

もし例え営業をかけて、稼働率が少し上がってもそれは一過性のもので「ラッキーパンチ」です。

「ラッキーパンチ」ではなく、実力で「ワンツーパンチ」をかまさないとだめです。

なので問題分析が重要であることとその問題の本質を理解し、改善すると稼働率が上がります。

 

まとめ

・経営者の現場理解力が稼働率に繋がる

・人が残りたい環境をつくる

・稼働率を上げる方法にウルトラCはない

・ラッキーパンチではなく実力のワンツーパンチをかます

経営者がちゃんと向き合えば、黒字化はそこまで難しくありません。

なんでも現場に丸投げ状態をしているから、赤字になるのです。そもそも丸投げしている時点でマネージメントは出来ていません。

向き合って、当たり前のことをやれば稼働率は上がるんです。

そして現役の介護職員の方は今状況が悪くてもそれがすべてではないです。

あなたを必要とし、大切にしてくれる経営者はどこかにいます。明日良い日になりますように。

それでは良い1日を!

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