どうもひろぺんです。
現在は飲食と介護2社の役員をしており、定期的に座学で社員教育やコンサル含め、社外教育を行っています。
よく人間関係を問題にされるケースが目立つことと、介護事業は特に人間関係がこじれてしまうケースが多いです。



後者の考えが正しいですね。
10人いて10人に好かれようとする人はどこかで無理してしまいます。
時には自分を見失ってしまいます。
人間関係については、カール・ロジャーズ氏の法則で『2:7:1の法則』を知り、理解して自分の人間関係の考え方の軸にするととても楽になります。
今日はカール・ロジャーズ氏の2:7:1の法則を解説し『人間関係の割り切りが大切』なことについて記事にします。
【カール・ロジャーズ氏の人間関係2:7:1の法則】人に嫌われること前提、皆に好かれるのは諦めよう
結論から言います。
人間関係を構築する上で、すべての人に好かれることは不可能です。
逆説的な言い方をするなら、嫌われることが前提ということ。
2:7:1の法則を実践できると人間関係が楽になる思考がわかり、人間関係の問題が解決出来る1つの手段でもあります。
2:7:1の法則とは

と『したり顔』で言われても知らない方からしたら誰やねん!状態でしょうし、
下手したら

レベルの回答まで出る可能性は無きにしもあらずなので、後述します。
【重要】2:7:1法則の内訳
- 2人:【気が合う人】自分の考えや行動について無条件で肯定的
- 7人:【どちらでもない人】その時々の状況、気分などで変化します。
こちらが親切にすると好きになってくれるし、知らないフリや無関心でいると相手も同じ状態になります。 - 1人:【気が合わない人】何をしても否定的、こちらが気をつかっても、よく思ってくれることはなく、嫌っています。
人間関係の問題の本質はこの『1割』にあることが非常に多いのです。
残りの9割は基本的には害がありません。
『1割』の人間に悩み、苦しむことは非常に勿体ないですよね。時間をかけることすら勿体無く感じるます、
でも、悩む人の気持は本当にわかります。
私もそうでしたから。
1割の人に良いことをしても、嫌なことと思われる
昔は皆に好かれたいが為にいい顔をしていましたが、いつも『1割』の存在が気になっていて、スルーして過ごすことが出来ない性格でした。
なんとかできないものかと色々試しましたが、距離が縮まることはありませんでしたね。むしろ距離が遠くなる人もいるくらい。

自分からしたら『良いこと』が相手からしたら、よく考えると好きでもない、むしろ嫌いな人にされることは『嫌なこと』ですからね。
私も捉え方を変えた今はこの1割の人が存在するのは当然だと考えているし、反論してくることをスタンダードで捉えているので、「やっぱりきたか」「想定通りだ」くらいの軽い感覚でいれるようになりました。
割り切り:人間関係は諦めないといけない事がある
わかりやすく箇条書します。
- みんな好きにならなくてよい
- みんなが好きになってくれることもない
- どちらとも言えない、自分に無関心な人がいる
- 理由なく嫌って来る人がいる
冷静に書くと、少し寂しい気もしますが現実です。
人に好かれたいという気持ちは決して悪いことではない
私の経験上、皆に嫌われたくないって考えの人は『優しい人』が多いです。

と平和主義な考え方が根本的にあるからです。
そして平和主義な考え方は相手を思う気持ちがあって、成り立つものでもあるので、『優しい人』が多いのです。
ちなみに「皆に嫌われたくない」のに「自分は嫌う」の思考は傲慢なので、即直したほうがいいです。
自分勝手すぎるし、何もメリットはありません。
会う人全員に好かれるのは無理です。自分のためにも考え方を変えよう。
前述の通り、2:7:1の法則は人間関係の上、大前提になってきます。
そして重要なのでもう一度いいます。
全員に好かれるのは無理です。
全員に好かれなくて大丈夫です。
人間関係に苦しむ人は、基本の考え方の前に『他人に求め過ぎたり、人間関係の理想が高すぎる完璧主義者』かもしれません。
嫌ってくる人には理由があります
自分に対して、思っているであろう一例を箇条書きします。
- 偽善者だと思われている
- 嫉妬心の塊
- 生理的に無理
- 八方美人な人
等々、「え?」って思うようなことを思われています。
そのような方に費やす時間の価値は『無』に等しいですね。
それでも嫌われたくないを意識しすぎるとデメリット4つあり
下記の通りデメリットしかありません。
- 自分を見失い、2:7:1の『1』以外を失う
- 本当に八方美人になる可能性がある
- 時間を失う
- 悩んでしまう
もともとプラスで持っていたものすら失ってしまうのはもはや人生においてロスですね。
デメリット②の「八方美人」は誰から言われるのか
「え?八方美人ではないよ!」って思われた方もいると思いますが、なぜ八方美人と言われるか理由を簡単に説明します。
『1割』の人は「あなた私のこと好きじゃないでしょ?」「嫌っているでしょ?」の思考がスタンダードです。
そのような方に『嫌わないで好き好きオーラ』を出していくと
周りから見られる目が問題になってきます。

これ、結構な確立で言われます。ほとんどの人が裏で言われたりするため、本人は気づけません。

当時、私はパワハラ上司に「嫌わないで好き好きオーラ」で対応をしたことがあったときに言われましたが、今ならこの手段をとります>>パワハラ上司を追い込む!異動させよう!退職も可?!その方法を解説
幸いにも、私の場合は直接指摘してくれる方がいて、気づくことができました。
自分はそこからこの2:7:1の思考がスタンダードになりましたね。
会社の上下関係であれば「ゴマすり」呼ばわりさえあります
まさに数年前に流行った『忖度する』のような状態になり、上司が『1割の人間』でその人に好かれようとするような行為をすると、周りからは

と言われる確立が高いです。
正直、妬みや嫉妬の気持ちもあるでしょう。
ゴマすって役職が上がる人がいることが原因ですね。
そしてそんな会社なら早いとこ、辞めたほうが長い目で見ると正解になるはずです。
最後に:カール・ロジャーズとは【7つの名言あり】
カール・ロジャースはヒューマニスト心理学(人道主義)の分野で1950年〜から有名になった人物です。
心理学に関連する書物では必ずと行っていいほどロジャースの名前は紹介されています。
7つの名言
❶「興味深い矛盾とは、自分が自分自身を受け入れた時、自分が変化できることである。」
❷「自分が自分らしくいること、そして他人が他人らしくいることだけで、私は幸せを感じる。」
❸「私が安定して、賢明で落ち着きのある人間なら私は死に生きていたでしょう。」
❹「教育を受けている者は、学ぶことを学ぶ者だ。」
❺「清書も預言者も、神の啓示も…直接的な経験を超えるものはない。」
❻「感情を取り払うことでも、隠すことでもなく、受け入れる気持ちと一緒に経験することである。」
❼「共感的になることは世界を誰かの目を通してみることで、彼らの目に反映されたあなたの世界を見るのではない。」
引用:カール・ロジャーズ
結論 2:7:1を理解して『1』は気にしなくてオッケイ
否定的な人や嫌ってくる人がいるのは当たり前だと思って、過ごすことが大事です。
そして気にしなくてオッケイです。
それでも悩んでいる人はその1割の人が本当に大切な人かどうか、その人が自分の人生に必要な人かどうか一度考えてみてください。
答えは簡単なはず。
職場でどうしてもスルーできないような関係性なら、『2割』の人に相談してみると答えがでるかもしれません。
どうしても、スルーできないような場所に『1割』の人がいるのなら近道は完全に環境を変えることです。
自分は他人の『1割』の人にならないように注意しつつ、相手が『1割』の人なら完全スルーでこれからも人生を楽しみます。
それでは良い1日を!
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[…] ▼人間関係に悩んでいる方▼ カール・ロジャーズ氏の2:7:1の法則を知ると人間関係の考え方が楽になる […]