介護職員

【介護職は不人気】介護職は約30%の親が我が子に勧めたくない職業

どうもひろぺんです。

祖父が要介護5で現役介護士、介護企業の役員である私が今日は現実に対して、感情も入れながら記事を書きます。

昨日このような記事が目に入りました。

『介護職のイメージ、中高生より保護者の方が悪い傾向「勧めたくない」が増加』
【参考】ケアマネタイムスhttp://www.care-mane.com/member/news/10209?CID=&TCD=0&CP=1&code=pc0617

タイトルを見て率直に今日もネガティブな記事だなぁ〜と思う半面、「普通はそう思うよな」と感じますし、記事内の大半のコメントは至極当然の反応だと思います。

何より『介護や福祉の魅力を発信していくパイロット事業がスタートする』とありますが
一言いわしてください。

まだこんな眠たいこと言うてんのか!アホちゃうか!
少しでもこのような方の為になればと思います

・介護を仕事にしてみたいけど実際どうなんだろ
・誰でも出来る仕事なのか
・介護職をこのまま続けるかどうか悩んでいる
・給料あがってほしい

今回のケアマネタイムス記事について現場で介護士と介護経営をしている双方からの視点で書きます。

【親が子に勧めたくない介護職】日本の介護の現状

まずは介護保険が始まってからのざっくりとした数字を言います。
介護保険制度が始まった2000年当初は約200万人の要介護者
それから約20年後の現在は約700万人の要介護者となり、約3.5倍の状況になりました。
超超高齢者社会で世界の先端を走っており、国家の一大問題ですね。

2017年データで高齢者比率は世界で一番比率の高い27.05% 人口約3分の1の方が高齢者というとんでもない数字です。

【参考】グローバルノート国際統計 https://www.globalnote.jp/post-3770.html

このような状況下で介護士確保が必然という状況なのにも関わらず、『親が子に勧めたくない職業』になってしまう介護職。介護業界正直先行き真っ暗です。

そして勧めたくない理由も明白ですね。子を思う親として当然だと思います。
我が子の明るい未来の絵が描けないからです。

3kの中でも人生が1番狂ってしまう【危険】

つい先日立て続けに介護事故の判決で介護業界に激震が走りました。

【ドーナツ事故】と【転倒事故】をまとめて下さっている記事があるので下記にURLを添付します。
https://www.mag2.com/p/news/392094

【ドーナツ事故】と【転倒事故】の判決に関してこのニュースは介護現場で働いている現役介護職員は震撼したと思います。
うちの職員もみんな口を揃えて言っていました。

「まじか。明日は我が身だね。」

現場の職員は限られた人数で何十名の利用者さんを見ないと行けない状況にしているのは企業の問題でもありますが、間違いなく悪の根源は国家、政府の政策ですからね。

簡単な言葉で言うと人員をしっかり確保して維持をし、かつ現場に多く配置できる程の収益構造になるような制度にしないと無理です。
もう一度いいます。無理ぽよです。

現場の介護士目線で言わせると今回の判決は国家、政府に見放されたような判決。
見放されたというか裏切りというか…まぁ裏切りは今に始まったことじゃありませんが。

あまり言うべき事ではないかもしれませんが、介護サービスを受けられる方、親族の介護サービスを利用される方の中でもし介護事業所に完璧なサービスを求めるなら絶対に自宅で自身ですべての介護をされることを強くススメます。

施設内で完璧を求め、こなしてもらうには利用者さん一人につき職員一人つけないと絶対に無理です。断言します。

「チームが〜」とか「仕事力が〜」、「生産性が〜」とかそんな問題じゃなく、利用者さんに対して配置できる職員の数が問題という単純に物理的問題が生じるからです。

社会的地位の低さ

介護職は『誰でも出来る』と思われがちです。
これは事実です。今はどの業界でも人手が足りない状況ですし、その中でも介護は有効求人倍率は3倍を突破しており、全業種平均の約3倍で圧倒的です。

ただ誰でもスタートすることはできても『誰でも適正があり、継続できるか』と言うとそうではありません

実際に以前ホリエモンもこと堀江貴文氏が「介護のような誰にでも出来る仕事は永久に給料は上がらない。いずれロボットに置き換わる」とTwitterでつぶやいた内容が介護業界に波紋を広げたことは介護関係者内では記憶に新しいはずです。

表面部分だけで理解すると聞こえはよくありませんが、堀江氏の言葉ってまさにそのとおりだと思います。

堀江氏の言葉の本質は介護業界の収益構造について賦課方式は長期的な目線で見て少子高齢化に向いておらず、税金で賄うしかないって事は給料上げる事は実質無理じゃない?ということのハズです。
*賦課方式/ふかほうしき : 毎年の給付をその年の収入で賄う

賦課方式と言えばまさに今話題に上がっている年金問題と同じだね
そうそう。賦課方式は少し考えれば少子高齢化で対応しきれないのはわかるもんやで
人間界はなにかと大変そうじゃ

今の制度はまさに生かさず殺さず状態です。そんな状態で社会的地位が高くできるわけ…ないですよね。
政府や国を信じ切って思考停止状態で日々を過ごすことだけはリスクしかないので、自分の身を自分で守る力すなわちスキルを身につける事が何より大切だと思います。

低賃金とよく聞くが本当に低賃金なのか

結論から言います。

勤めている企業次第です

ただ総じて低賃金になりやすいです。
以前介護職員の給料事情について書いたので是非読んでみて下さい。

【お金の事情】介護職のリアル!給料・年収・貯金について!介護職は稼げない?【お金の事情】介護職の給料・年収・貯金についてリアルな数字を解説します。介護職は稼げない?結論:そこまで稼げないわけではない!...

私の会社は年商10億の飲食事業も運営しているため、介護事業と飲食事業のグロス(総計)で給料諸々決定しています。
ですので20代の介護無資格者でも年収500万円前後もいますし、管理者ともなってくると600~700万円クラスです。

正直それ以上になると限られた役職のみになってきますが。

「介護の大手企業だから安心できる!」ではなく『勤める企業の考え方』になるのでこれから介護職を考えている方はその企業のHPをしっかり読んだり、匿名でも良いので確認の電話をしたり、実際に面接で際どいところまで聞いた方がいいと思います。

現役の介護職員の方でもし今勤めている企業の考え方に納得いってないのであれば、転職したほうが良いです。
大切な時間を失なってしまいます。時間はお金でも買えません。時間があれば失敗も取り返せるチャンスがあるし、まだまだ攻めることだってできる。

なので現状満足できていないのであれば行動をおこした方が人生の勝率は上がります。
行動を起こして、脱低賃金を目指しましょう!

ロボットやAIで介護ができるのか

介護士の現場目線でいうと正直ロボットで出来る範囲の介護でいいのであれば可能かと思いますが、認知症対応の基本である温かみのあるタッチングや寄り添うなどは血が通っている人間でしかできません。

それでも介護労働者不足により、ロボットやAIを活用していく対応を取らざるを得なくなると思います。

政府は責任を取りたくないので聞こえのいいようなネーミングをつけて現場サイドに丸投げするような形で推進してくるはず

政府の皆さんにこの場をお借りして、先に伝えておきます。無理やり現場に丸投げしてくるその時には現行の介護保険制度で謳っている利用者の尊厳』『利用者本位のサービス』『やりがいや感謝される仕事』なんぞ即撤回してくださいね。ロボットやAIの介護にそんなものないですからね。

本題であるロボットやAIで介護が出来るか否かですが
答えは可能です。
現在までの介護保険制度の心得を信じて従事してきた介護職員、介護事業所は怒り狂いそうですね。

まとめ

この記事をお読みいただいた上でも介護職員をやりたい!続けたい!子供に勧めたい!という方がいらっしゃったら、同時進行でスキルを身につけながら行動を起こして行って欲しいと思います。
間違いなく人生のリスクヘッジになるはずです。
そして介護士としては同士ですので全力で応援しますし、なんならご相談も乗らせていただきます。

介護士で幸せになれるかどうかは勤めている企業に左右されるので、企業側から誠意を感じないのであれば、自分を最優先で考えた行動をとっていきましょう。

介護職が不人気でも私はこれからも自分、自分の家族、部下のためにスキルを意識して磨き身につけ、人生を楽しんでいきながら、介護事業に携わる者として発信していきます。

それでは良い1日を!!!

あなたにオススメ関連記事