実務者研修と初任者研修の違いや共通点・どちらを取得すべきか徹底解説!

介護資格を初めて取得する方において、「実務者研修から先に資格取得すべき」か「初任者研修から先に資格取得すべき」の2大テーマは介護職員(士)を目指している方、もしくは介護職員(士)になりたての方の永遠のテーマかもしれません。

  • 介護職の資格がほしいけど、実務者研修と初任者研修の違いって何?
  • 実務者研修と初任者研修はどっちを先に資格取得すればよいの?
  • 2つの資格の共通点や免除される科目や時間数などを知りたい

上記の悩みや知りたいことを解決することができます。

介護業界に長く携わっている方は、実務者研修と初任者研修の資格の違いや共通点、またどちらを先に取得すべきか大半の方はわかるでしょう。

しかし、これから介護業界に携わる方、介護職員(士)になって間もない方は制度のこともわかりにくいと思います。

でも、安心してくださいね。
この記事をお読みいただくと実務者研修と初任者研修の資格の違いや共通点、どちらを先に取得すべきか分かる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

目次

介護福祉士実務者研修と介護職員初任者研修の違いとは?

まずはじめにそれぞれの違いの前に、「実務者研修と初任者研修」それぞれの資格について確認します。

介護士福祉士実務者研修とは

「介護福祉士実務者研修」とは、多様化する介護サービスにより柔軟に対応するために、従来制定されていたホームヘルパー1級(2級3級もかつては存在した)と介護職員基礎研修を一元化されました。

それにより、介護職員のキャリアパスでは初任者研修の上位資格で介護福祉士の下位資格となっており、実務的な介護能力を身につけることを目標としている研修・資格です。

国家資格の「介護福祉士」の受験資格として必須となっており、役職等では訪問介護事業所では2018年より、「サービス提供責任者」として必須の資格となっております。

以前は無資格や初任者研修でもサービス責任者=サ責になれたんだけど、今は実務者研修が必要!

無資格介護士や初任者研修では、医療ケアについては一切行為が行えませんが、実務者研修では痰(たん)の吸引や経管栄養といった一部の医療行為を学び、一定の条件下で医療的ケアが実施できる資格でもあります。

「初任者研修」について、もっと詳しく全体的に知りたい方は、こちらをご覧ください⇓

https://hiropen.com/care-worker-induction-course_what-kind-of-qualification/

 

介護職員初任者研修とは

「介護職員初任者研修」とは、介護職の入門資格の位置づけです。従来のホームヘルパー2級相当に値する同等レベルの資格として、2013年に現在の介護職員のキャリアパス制度と同時に制定されました。

初任者研修では、介護に関する基礎を学び、介護職に携わる者として最低限の技術・知識・理念を身につけ、高齢者特有の身体変化や認知症、医学的知識の基礎まで学ぶことを目的としています。

ヘルパー2級も初任者研修も、出来る仕事内容は特にかわらないよ!

従来のヘルパー2級との違いは、カリキュラムに新たに「認知症ケア」が追加されており、研修内容も施設実習がヘルパー2級にはありましたが、初任者研修からは除外されています。

「実務者研修」について、もっと詳しく全体的に知りたい方は、こちらをご覧ください⇓

https://hiropen.com/care-worker-training-course_what-kind-of-qualification

 

実務者研修と初任者研修の位置づけをキャリアパス制度で確認

それぞれの資格関係を表した図をご用意いしていていますので、下記の図をご確認ください。

過去の制度では、資格の上下関係という概念はなかったのですが、現行制度では上図のように、介護職員としてのキャリアアップが明確に表記されています。

初任者研修・実務者研修について、それぞれ詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてくださいね。

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カリキュラムや修了試験などの違い

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実務者研修と初任者研修の資格を取得するには、それぞれ「通信+通学」もしくは「通学のみ」にて各都道府県指定の民間スクールなどで、講義(座学+実技)を受講する必要があります。

どちらの資格も通信のみでは取得不可です。「通信+通学」or「通学」のどちらかです。

学習内容やカリキュラムなどの違い

介護福祉士実務者研修と介護職員初任者研修の講義・学習内容やカリキュラム過程は下記の通りです。

学習内容カリキュラムの項目 講義時間数 実務者研修 初任者研修
①人間の尊厳と自立 5時間
②社会の理解Ⅰ 5時間
③社会の理解Ⅱ 30時間
④介護の基本Ⅰ 10時間 ◯ 
⑤介護の基本Ⅱ 20時間 ー 
⑥コミュニケーション技術 20時間
⑦生活支援技術Ⅰ 20時間
⑧生活支援技術Ⅱ 30時間
⑨介護過程Ⅰ 20時間
⑩介護過程Ⅱ 25時間
⑪介護過程Ⅲ(スクーリング) 45時間
⑫発達と老化の理解Ⅰ 10時間
⑬発達と老化の理解Ⅱ 20時間
⑭認知症の理解Ⅰ 10時間
⑮認知症の理解Ⅱ 20時間
⑯障害の理解Ⅰ 10時間 ◯ 
⑰障害の理解Ⅱ 20時間
⑱こころとからだのしくみⅠ 20時間
⑲こころとからだのしくみⅡ 60時間
⑳医療的ケア(講義+演習) 50時間
合計 450時間 20科目
450時間
9科目
130時間

※医療的ケアは50時間の講義とは別に演習が必須です。
上図参考:厚生労働省

上記の図の通り、受講科目と時間数はそれぞれ、実務者研修が「20科目・450時間」に対して初任者研修は「9科目・130時間」となっており、実務者研修の資格取得の大変さがひと目で分かる結果となっています。

実務者研修と初任者研修では、カリキュラムにおける「受講科目数は11科目、受講時間は320時間の違い」があります。

所持している資格によって免除されるため、実務者研修の受講科目と受講時間が代わってきます。上図の通り、実務者研修と初任者研修では同じ項目・分野がありますが、実務者研修のカリキュラム内容の方が深くなっているため、20項目になっています。

そのため、さらに専門的な介護知識を得ると同時に、「コミュニケーション技術」「発達と老化の理解」「医療的ケア」といった初任者研修ではなかった受講科目を実務者研修では含まれています。

介護職員初任者研修のカリキュラム詳細は「介護職員初任者研修の学習内容・カリキュラムや過程」にて解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

介護福祉士実務者者研修のカリキュラム詳細は「介護福祉士実務者研修の学習内容・カリキュラムや過程」にて後日解説しますので、ぜひ読んでみてくださいね。

修了試験があるかないかの違い

初任者研修事情
初任者研修では、修了試験が必須と定められているため、どの民間スクールでも修了試験として、筆記試験で最後に1時間の試験を受ける必要があります。

試験なので、もちろん落ちることがありますが、初任者研修の修了試験の目的は、これまでの講義をしっかりと理解しているかを確認するための試験のため、毎講義しっかり受けて、課題レポートを提出し、復習さえしていれば余程のことで無い限り落ちることは無いです。

合格率や試験難易度が気になる方は「介護職員初任者研修の試験難易度と合格率」で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

実務者研修の修了試験事情
実務者研修には修了試験が定められていません。スクールによっては、実務者研修でも修了試験がありますが、合否を判断するためではなく、あくまで理解度の確認のためです。

とは言っても、実務者研修を受講する方は「介護福祉士」をその年に受ける方が多いため、練習も兼ねて修了試験を行っているスクールを選ぶことをオススメします。
修了試験と介護福祉士の国家試験は内容が似ているため、本番の練習になります。

僕も修了試験があるスクールで講義を受けて練習できてよかったと思ってる!

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実務者研修と初任者研修の共通点

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それぞれの資格には前述の通り、違っている点がありますが、同時に共通点もあります。

ここでは、実務者研修資格と初任者研修資格の共通点を確認します。

受講資格に制限がないため「無資格未経験」で受講可能!

どちらも「介護職未経験・無資格」で取得可能な資格です。

実務者研修は初任者研修の上位資格なのに、初任者研修を取らなくても飛び越えて資格取得できるってこと?

そのとおりです。
実は、初任者研修 取得していなくても「実務者研修」の資格取得が可能です。

だからといって、すべての人が初任者研修を取得せずに実務者研修を先に取得することが好ましいか?というとそうではありません。

この点に関しては、後ほど「務者研修と初任者研修のどちらを取得すべきか」にて説明します。

どちらも「国家資格」ではない!

介護職員のキャリアパス制度に設けられている資格のうち国家資格は「介護福祉士」のみです。よって、「実務者研修」も「初任者研修」も国家資格ではありません。

ちなみに、介護福祉士の上位資格として位置づけられている「認定介護福祉士」国家資格じゃないよ!

上記の通り、「認定介護福祉士」は一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が介護福祉士の上位資格として認定している民間資格です。

では、実務者研修と初任者研修が「国家資格」でなければ、何資格になるのか確認してみます。

実務者研修は国家資格でなければ何資格?

厳密にいうと研修を受けるだけなので、資格ではありません。しかし、実務者研修を受けた人は、一般的な介護に関する知識と技術を身にみつけたとみなされます。実務者研修を開催している養成施設(スクール)はなんとなく決められているわけではありません。

厚生労働大臣が定めた基準に基づき指定した実務者養成施設(スクール)が実施しているため、ある程度公的に認められている資格と言われているので、何資格なのか言うならば、公的資格と言えます

初任者研修は国家資格でなければ何資格?

初任者研修も実務者研修同様に、厳密にいうと研修と修了試験を受けるだけなので、資格ではありません。初任者研修を受けた人は、最低限の知識と技術を身に着けたとみなされます。

また、厚生労働大臣が定めた基準に基づき津道府県が指定した事業者が実施するため、実務者研修同様ある程度公的に認められている資格と言われているため、公的資格と言えます

受講カリキュラムのうち「9科目」が共通!

前述の実務者研修と初任者研修のカリキュラムに記載している通り、共通科目は9科目あります。以下のとおりです。

実務者研修と初任者研修の共通科目▼

  1. 人間の尊厳と自立
  2. 社会の理解Ⅰ
  3. 介護の基本Ⅰ
  4. 生活支援技術Ⅰ
  5. 生活支援技術Ⅱ
  6. 介護過程Ⅰ
  7. 認知症の理解Ⅰ
  8. 障害の理解Ⅰ
  9. こころとからだのしくみⅠ

上記の9科目が共通していることにより、初任者研修の資格取得していると、実務者研修を受ける時に上記の「共通9科目・合計130時間」が受講免除されます。

初任者研修についてもっと詳しく知りたい方は「介護職員初任者研修とは?図解でまとめ解説!」を読んでみてくださいね。

実務者研修についてもっと詳しく知りたい方は「実務者研修とは?図解でまとめ解説!」を読んでみてくださいね。

実務者研修と初任者研修のどちらを取得すべきか

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どちらから取るべきか?ベストアンサーはその人次第!

実務者研修か初任者研修のどちらを先に資格取得するかは、受ける方の背景や理由が複雑に関係してくるので、「こっちを取得すべき!」と一概に言えません。

時期や介護職員として勤続している年数、さらには資格を取得してどうなりたいか?もしくは介護職員としてどうなりたか?などが大きく関わってきます。

そうは言っても、自身で調べたり、考えたりすることは大変だとおもいます。

ですので「実務者研修の資格取得がおすすめな人」と「初任者研修の資格取得がおすすめな人」に該当する条件を次項にて記しますので、どちらの資格を先に取得するか迷われている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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実務者研修の資格取得がおすすめな人!

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「介護福祉士実務者研修」の資格取得におすすめな人は以下の通りです。

実務者研修の資格取得がオススメな人
  1. すでに介護資格を所持していて介護福祉士を目指している介護職員
  2. 現在無資格介護職員だが、今年度に介護福祉士の受験を目指している人
  3. 初任者研修を飛ばして、一気に実務者研修資格を取得したい人
  4. キャリアアップを行い介護業界に長く携わりたい人
  5. 給与をはじめとする待遇改善を求めている人

上記①,③,④,⑤はなんとなく想像していた通りの内容だと思います。

②「現在無資格介護職員だが、今年度に介護福祉士の受験をめざしている人」
ですが、これは出来れば、介護福祉士を受ける年に実務者研修を受講することが好ましいからです。

下図をご覧ください▼

上記の通り、国家試験がだいたい1月後半に筆記試験を行い、実技試験は3月頃に行います。

実務者研修を受けるベストなスケジュールは、その年の春スタート(4~6月)ではないでしょうか。

そのため、再来年に介護福祉士を受ける予定の方が早い時期に実務者研修をうけても内容を忘れた状態で、本番である介護福祉士の国家試験を迎えることになります。

よって、②「現在無資格介護職員だが、今年度に介護福祉士の受験をめざしている人」の通り、今年度介護福祉士の受験をする人がオススメな理由です。

実務者研修資格のメリットについて、詳しく知りたい方は「実務者研修を取得する!5つのメリット」をぜひ読んでみてくださいね。

初任者研修の資格取得がおすすめな人!

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「介護職員初任者研修」の資格取得におすすめな人は以下の通りです。

初任者研修の資格取得がオススメな人
  1. 介護の基礎知識・スキルを学びたい人
  2. 出来るだけ短時間で介護資格を取得したい人
  3. これから介護職に就職・転職を考えている人
  4. 現在無資格介護職員で、2年先以上に介護福祉士の受験を目指している人
  5. 両親や祖父・祖母の介護を考えている人

介護職員(士)になりたて、これからなる人は間違いなく「介護職員初任者研修」から取得することをオススメします。

やはり、介護職に携わる者として、しっかりと介護の基礎知識とスキルを早い段階でつけることが好ましいためです。

実務者研修からだと、資格取得までにどうしても半年近くかかるからね!

20科目で450時間は1ヶ月などの短期で終わらせることは不可能で、そのようなスケジュールで開催している講義が有りません。

初任者研修だと最短1ヶ月で取得可能」ですまず「介護の資格!」と考えている方は初任者研修の資格取得を目指すことをオススメします。

また、両親や祖父、祖母の介護のために「実務者研修」か「初任者研修」を考えているならば、これらも介護の基礎知識で十分な可能性が高いため、初任者研修資格で良いと言えます。

どちらから取るか迷っているなら初任者研修

上記の通り、「実務者研修」と「初任者研修」の資格取得にオススメの人はどのような人か紹介しましたが、それでも迷われているなら、初任者研修の資格取得を目指しましょう。

そもそも、介護職を今後長く継続していく!と決めていても、心変わりするかもしれません。費用面でも初任者研修が3万円〜10万円が相場になっていますが、無資格の実務者研修だと10万円以上は確実で20万円近くかかるスクールもあります。

初任者研修の資格を所持していると、9科目免除される分実務者研修の費用が安くなるよ!

ですので、初任者研修をまず取得してみて、介護業界がどういった業界なのか、自分はどのような介護職員(士)になりたいか、介護職員(士)としてキャリアアップをどのタイミングでしていきたいかが見えてきてから実務者研修の資格取得を目指しても遅くはありません。

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初任者研修と実務者研修の違いまとめ

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当記事の内容である「初任者研修と実務者研修の違い」をまとめます。

実務者研修と初任者研修の2つの資格「講義時間・講義科目数」や修了試験などについて、重要な部分の比較表は以下の通り。

介護職員
初任者研修
介護福祉士
実務者研修
講義時間 130時間 450時間
(保有資格により一部免除され講義時間は異なる)
講義科目数 9科目 20科目
(保有資格により一部免除され講義科目数は異なる)
修了試験 必須 なし
(スクールによってある)
サービス
提供責任者
サービス提供責任者の役職に
就くことができない
サービス提供責任者の役職に
就くことが出来る
国家資格 国家資格ではない 国家資格ではない
しかし、国家資格の「介護福祉士」の
受験資格を得ることができる
介護福祉士
国家試験
受験不可 受験可能
(ただし実務経験3年必要)

無資格から順当に行くと、実務者研修を修了することにより、次の資格である「介護福祉士」の受験資格を得ることができ、無事に介護福祉士に合格すれば、晴れて国家資格持ちの介護職員になれます。

まずは、様々な条件を比較するために、ネット情報にはない情報を得るために「資料請求」無料で行い、自身の「予算・スクールの場所・カリキュラムの日程」などを確認しましょう。

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初任者研修についてもっと詳しく知りたい方はこちらを読んでみてくださいね⇓

https://hiropen.com/care-worker-training-course_what-kind-of-qualification/


実務者研修についてもっと詳しく知りたい方はこちらを読んでみてくださいね⇓

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