介護職員

介護士による高齢者虐待の解決策には『幸福度』が重要です。

どうもひろぺんです。

なくならない高齢者虐待ですが、よく勉強会などで防止策や解決法を講師が述べていますが、ごもっともな考え方なのですが、核心にふれる勉強会って少ないと思います。

例えば、『虐待を防ぐ仕組みやルール作り』『介護知識や介護技術の向上及び介護職員のモラルの向上』などですね。

聞こえはいいし、たしかに間違いではないですが、虐待の本質ってそういうことではなく、介護職員の『幸福度』や『ストレス』が主な発端になっているんですよ。ここを国や地方自治体が認めない限り、解決は各介護施設単位での解決になっていくと思います。

私が介護事業をはじめて、1年経つ頃でしょうか初めて全国的に報道される高齢者事件がありました。全国FC展開している小規模デイサービスでの、高齢者虐待事件(ハンドタオルで猿ぐつわ事件)

衝撃というか、ショックを隠しきれませんでしたね。

今日は、介護士による高齢者虐待について、現場で常にヒアリングしながら運営している介護経営者目線で、つらつらと記していきます。ご興味ございましたら、最後までお付き合いください。

あなたは幸福度が高い?低い?介護士による高齢者虐待の解決策には必要です。

高齢者虐待問題を解決していくには抜本的な改革が必要です。

結論:介護士の人権を尊重すること

介護業界の低賃金・酷待遇を始め、利用者からの暴力暴言放置問題、必要以上に求めてくる接遇など

そもそもなぜ高齢者虐待が発生するのか

介護士による高齢者虐待(利用者虐待)は毎年増加している報告が厚労省HPにより、上がっています。

そして、虐待に関してはニュースになることや、テレビ・ネットで取り上げられるコトも増えてきていますが、中身としては『介護士のモラル不足』『セルフコントロールを身につけるべき』『看護師と同じレベルでの知識が必要ではないか』『施設が虐待を防ぐ運動や仕組みをもっと作りこまないといけない』

これはまさに、冒頭でお伝えした問題の核心に触れていないと思います。

当たり障りのない答えばかり言うのではなく、もっとマクロに考えよーや
ほんとだね!介護士がなぜ虐待をするまで追い込まれていたか、ここにフォーカスして社会問題として挙げる必要もあるよね!

単なる嫌がらせなどではなく、虐待まで行為が至ることは異常です。介護士のこともちゃんと考えた問題解決法を考えないと、同じことの繰り返しになってしまいます。

高齢者虐待防止に必要なことは『取り組み』より『介護士の幸福度』

よくある介護業界の高齢者虐待防止のための、勉強会内容は以下の通り

高齢者虐待防止法を軸にした取り組み
  • 厚労省:高齢者虐待防止法の基本をしる
  • 虐待を許さない組織の文化風土作り
  • 虐待を防ぐ仕組みやルール作り
  • 介護知識や介護技術の向上
  • 虐待兆候のチェック

【虐待が起きる→急遽地域で勉強会を開催】をルーチン化していても、高齢者虐待が年々増加しているということは、解決するためには『勉強会』などではないことがわかります。

スーパー介護士でも追い込まれると、壊れる可能性がある

例えば、深い知識があって、セルフコントロールも極めているスーパーな介護士でも、もし精神的に追い込まれ過ぎると壊れる可能性があります。

理由はいたってシンプルで、どれだけすごい人でも『人間』だからです。

虐待を犯した介護士も、「よし!私は介護士になって、虐待してやろう!」などという志で介護士になる人なんていないはずです。

虐待するなら退職すべきだけど…

この問題の話になると「虐待をすることになってしまうなら、退職すべきだ!」とよく声を上げる人もいます。

確かに自身が壊れる前なら自ら介護業界を立ち去る判断がつきます。しかし、追い込まれすぎて、壊れてしまうとこの当たり前の判断すら選択することが困難な状態になっているのです。

とはいえ、この状態ではいつ虐待してもおかしくない。。と実際に虐待行為に及ぶ前に介護職から離れる人の方が圧倒的に多いため、もちろん『虐待行為』を犯した人をかばう事わけではありません。

重要なことは、『退職』出来なかった理由や、精神状況に目を向ける必要もあるのではないか?ということです。

幸福度を上げるだけで、虐待は減少する

幸福度を下げる原因を一部抜粋すると

①介護業界の改善(低賃金・酷待遇)
②利用者からの暴力暴言放置問題
③必要以上に求めてくる接遇

などがあげられますね。この3つを下記に順に記していきます。

介護業界の改善が必要

よくこのブログでも環境改善に対して言及しています。

介護は誰でもできる仕事となめられていたり↓↓

介護は誰でもできる仕事??実は待遇が悪いからそう思われているだけのイメージ【見方を変えるとそう思わないのでは?】介護は誰でもできる仕事とよく言われますが、果たしてそうでしょうか。私はそうは思いません。むしろ誰でも出来ない1つの代表格の仕事では?とさえ思えます。そう思われる原因の1つに『待遇が悪い』ことが実は原因ではないかと思いましたので、記していきます。 ...

見合わない給料・労働環境問題があったり↓↓

介護職員が仕事に対して、見合わない給料や労働環境だと自覚する3つの場面どうもひろぺんです。 2010年以降日本の人口は減少し続けています。 それに伴い介護サービスの需要も激増しているこの業界...

*上記以外も記事がありますので、ご興味ありましたら他の記事も御覧ください

これらすべて『介護士の幸福度に直結する問題』です。人は自分に余裕がないと、他人に余裕を持って接することは不可能に近いはずです。そんな事が100%でできるのはマザー・テレサくらいではないでしょうか。

この問題は当然ながら、介護経営者ももちろん責任がありますが、国や地方自治体も同等レベルの責任があるはずです。

2000年代中旬から2015年後半までの流れ
  1. 高齢者増加
  2. 施設足りない!早く作らないと!
  3. 報酬上げてたので「民間企業も介護施設作ってくれ!」
  4. 「よしよし、施設増えたから介護保険報酬さげまーす」
こんなん詐欺やん

各企業の当初事業計画から無慈悲に逸脱させたのは紛れもなく、国の制度です。

だからと言って、『現場』を軽視したり、介護職員を酷い扱いをしている介護経営者は擁護するつもりもはないですが。

利用者からの暴力暴言やハラスメント放置問題

高齢者・要介護利用者の人権!人権!と叫ばれている昨今ですが、ここで重要な事は『法の下の平等』において、介護士の人権ももちろん平等です。

よって、必要以上に利用者に対して『人権!』と叫ぶこと自体に違和感を覚えざるを得ないですね。

それこそ『逆差別』では?と思う次第です。

そして、この裏では介護士の人権が犠牲になっていることも多いのです。例えば、先日のパン切り包丁事件の判決↓↓

高齢者虐待?あなたならパン切り包丁もった認知症高齢者にどう対処しますか。介護士の人権も平等です。どうもひろぺんです。 先日、また介護業界に衝撃が走りましたね。 今年の4月に「シンシア高山」にてパン切り包丁をもっている男性高齢...

や介護従事者に対しての利用者の介護ハラスメント!胸を揉まれたコトを利用者の家族に報告すると「若い子がいいのね」で笑いながら話をしたりするモンスターファミリー。たいがいこういう人がモンスタークレーマー化します↓↓

社会問題:介護現場がクレームで疲弊している『ファミリーのモンスタークレーマー急増』クレーマー家族から介護職員を守ろうどうもひろぺんです。 介護現場で働いてくれている人は『モンスターファミリーの理不尽なクレームに疲弊』しています。 自分の施設...

この問題に対して、一方的に我慢を強いられる『介護職員』は利用者含むその他関係者の下僕ではありませんからね。

軽視されていることにより→幸福度低下→ストレス増加→虐待のルートが濃厚です。

必要以上に求めてくる接遇

「接遇」を連呼することも、前述した「人権」と同じくらい、違和感を覚える行為ですね。介護は接客業ではなく、福祉事業です。

ちなみに、実地とかで来る役所の人も「接遇」についてチェックしてきますが

いやいや、そもそもあんたらこそ「接遇」できていないのでは?

と思うことばかりですしね。うちの近くの役所で電話対応で『クソみたいな対応』は当たりまえやし、対面でも『平気で目も合わせずにめんどくさそうに話をする』人が多いですよ。

おたくらの言う『接遇』とは?!?!?!

介護は接客業ではない

ちなみに接遇とは本来は『接客業務時におけるスキル』のことです。
*飲食業を行っている私からすると、介護職に接遇は違和感ありありなわけです

接客業に従事する者は、「お客様」に対し、適切な態度、言葉遣いで接するよう消費者と雇用側から求められる。それらが不適切であれば、苦情の元となったり、利用客に逃げられたりし、最終的に売り上げの減収というかたちで自分達の不利益に繋がるからである。

引用元:wikipedia

あくまでもモラルのことについて、話をするなら「接遇」ではないはずです。

安易に「接遇!接遇!」と連呼するのはアホ丸出しにしかみえません。人としてのモラルでよくないですか?

私から言わせてもらうと、このことについて、言及してくる利用者家族やCMもそうですが、訳のわからないクレームを入れる人達のほうが「モラル」でいうと低いです。

システム構造上もともと上がりくい幸福度が更に上がりにくい

前述した内容のおかげで、介護職員にもとめてくることが多すぎます。

もしそこまで求めたいなら、高級有料老人ホームなどにはいって、民間サービスをフルで活用すべきだと思います。

システム構造上介護職は幸福度があがりにくい

非常に難しく大変な仕事で専門性もあるのに社会的地位が低く、人手不足で激務なのに、十分な報酬を捻出しにくい介護保険制度の報酬です。そして、難儀なのが、この制度が年金制度と同様で賦課方式になっていることです。

国や地方自治体が、サイコロを持っており、これからもどんな転がされかたをするかわかりません。なので、常に経営者の手腕にかなり左右されるのは明白で、経営目線でいうと、ある程度の最低保証は必要では?といつも思いますね。

幸福度が高く、ストレスがなければ、介護職の人権は守られ虐待は一気に減少する

ストレスを感じるときって、嫌なことがあったりするときですよね。『負』を感じるときです。そして、『負』を感じやすい時は、自分に余裕が無い時に感じやすいのではないでしょうか。

幸福度が高いと、自分に余裕ができます。然すれば、自分のあらゆる面で余裕ができ『負』を感じにく状態になり、ストレスを感じにくい状況になります。

介護士の人権を守ることに繋がり、虐待は一気に減少するはずです。

最後に

今日の記事で私は虐待を肯定をするつもりは毛頭ないですし、虐待をした介護士は悪いと思います。ただ、社会問題としてあげるなら、その裏取りをしっかりする必要があるはずです。

介護士には限界になる前に自分を守るために退職・転職の道を忘れないように、してほしい!虐待しそう!って思うことは悪くない!まずそこから立ち去ろう!

現状報酬制度で介護職に求めすぎるのはあまりにも酷です。もし求め過ぎたいのなら、報酬制度を一気に改善して、ある程度の経営者でも介護職員に還元できるシステムにして、高級施設を作りまくるべきです。(無理でしょうが)

勉強会をバンバン開催して、虐待のお勉強をするより、給料や改善を待遇するだけで幸福度があがり、虐待は減るはずです。

この問題はもっと書きたいのですが今日はこの辺で失礼します。

すべての介護職員に良いことがありますように!

それでは良い1日を!

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