投資・資産運用

【わかりやすく解説】20年で老後の2000万円を貯める『つみたて(積立)NISA』と『IDECO』で解決【まとめ】

私は今、飲食と介護の2社の役員をしています。

資産運用を考えることが大好き人間です。

ちなみに皆さん老後の2000万円不足問題は大丈夫そうでしょうか。実は要介護になったり、大病を患うと本当は2000万円どころの話ではないのですが、それを言い出すとキリがないですよね。

今日はその2000万円不足問題に焦点を当てて、低賃金で働いてるとしても2000万円を貯めることが可能な方法を説明します。

このような方に向けての記事です
  • 老後が不安だ
  • まだ準備を何もしていない
  • 貯金が正義と思っている
  • iDeCoってなにそれ?美味しいの?
  • つみたてNISAってなにそれ?それも美味しいの?
  • 資産運用したくてググっても上級者向けのサイトが多い

あくまで私の経験と知識での話になるので、20年で2000万円貯める事に対しての1つの参考程度にご覧いただければと思います。資産運用を初めて考える人向けにわかりやすく書いていきます。

「老後の2000万円貯めろ」問題を20年間でつみたて(積立)NISAとIDECOで解決できることを解説

まず結論からいいます。

【月5万円・20年】で2000万円を積み立てる事は現実的に可能です。

え?5万円(1ヶ月)×12ヶ月(1年)×20年=1,200万円じゃないの??
貯金じゃなくて資産運用しないと月5万円×20年じゃ無理やで〜

そうです。5万円を20年でなくても、2000万円の資産を保有するには、貯金ではなく資産運用をしないと厳しいのは事実です。そして、資産運用期間が長ければ長いほど2000万円達成の可能性が高まります。

そして、上記のような事を具体的に知らない人や初めて聞いた事がある人もいると思います。

この原因は日本の義務教育などで『税金』『節税』『資産運用』などについて学ぶ学校が皆無ですよね?この事が日本人のマネーリテラシーの弱さにつながっています。なので、個人で勉強して、自分の人生を守って行かねば成りません。

2019年6月に、金融庁の金融審議会から以下の内容の報告書が出されました。

『高齢社会における資産形成・管理』にて老後資金公的年金だけでは2000万円足りないという指摘。これは大きな話題となり、『100年安心の年金』はウソだったのか」と安倍政権に批判が渦巻きましたね。

夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯で試算すると以下の通り。

毎月の不足額の平均は約5万円であり、『夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦』にあと20年で30年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で20年で1300万円/30年で2000万円になると言われています。

もちろん、政治的な話は別だよ。
せやね。報告書を読んだけど、書いてある内容自体は至極まっとうやとやったと思うわ。

『公的年金だけでは2000万円以上不足する』問題というのは、今に始まったことではありません。実はずいぶん前から知っている人は知っていました。

それは公的年金制度の収益構造が賦課方式だからです。賦課方式は長期的な目線で見て少子高齢化に向いておらず、介護保険制度などもそうですね。

賦課方式と積立方式の違いは下記の通り

積立方式賦課方式 年金制度には、積立方式(つみたてほうしき)と賦課方式(ふかほうしき)とがあり、積立方式とは若い現役時代に払い込んだ金を積み立て、老後にそのお金を受け取る仕組みである。 賦課方式とは、働く現在現役の人が払い込んだ金を現在の高齢者に支給する仕組みであり、この賦課方式によって「世代間扶養」が実現できる。

引用元:Wikipedia

では、不足する2000万円を自分で用意するには皆さんどうしていますか。まだ何もしていないよ!という方でも思考停止せずに、しっかり現状分析をして、現在の立ち位置の把握と着地地点を決めて』実行していけば大丈夫です。

では、2000万円を貯める方法について、私も実際に行っている『つみたてNISAとIDECO』を活用した解決方法を解説考していきます。

資産運用の力を利用しなければ2000万円貯蓄することは厳しい【過去:定期預金で楽勝だった】

例えば、銀行へ毎月10万円ずつ預金していけば、17年経つころにはで2000万円は貯まります。どれだけの世帯が毎月10万円を約17年も預金できるのか。

これは現実的じゃないね!
大手銀行の定期預金の金利は年0.01%が水準だよね、本当にただ預けるだけ…

遡ること、1980年代後半から1990年代前半バブル期の普通預金の金利を見てみると平均で2%です。当時の定期預金は6%。郵便局の定額貯金の金利はさらに高く8%もありました。

そこで『資産運用』ってことだね

マネーリテラシーは豊かに生きて行くために本当に大事です!

積立NISAとIDECOは過去の定期預金並の資産を生むことができる

金融庁の報告書内でも、『つみたて(積立)NISA』や『iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)』を活用して資産を作るよう触れていました。

「つみたて(積立)NISA」は聞いたことあるけど、わからないと言う方に向けて一言でいうと、積立投資で得られた利益(運用益)にかかる税金をゼロにできる制度です。

本来、投資の税金は運用益に対して約20%かかるが、『つみたて(積立)NISA』なら非課税になるため、普通に投資して運用するよりも税金がかからない分、効率よくお金を増やせる可能性が高いのです。

『つみたて(積立)NISA』では、毎月、毎日など一定頻度で、投資信託などを毎回決まった金額分ずつ買っていく「積立投資」を行います。そして、生じた運用益を再び投資に回すことで、複利の力を生かせる投資法です。

そして、積立投資は「投資の王道」といわれている手法です。以下の数式がどんどんお金が増えていく数式です。

長期投資×複利効果=どんどんお金が貯まる

偉人アインシュタインも評した人類最大の発明と言われる福利の効果ですね。

20年でつみたて(積立)NISA」だけで2000万円
貯めれるには年利9%必要

前述した通り、福利の力でお金は加速度的に増えていくことが可能です。では『つみたて(積立)NISA』を利用しさえすれば、2000万円を作ることができるのでしょうか。

実は『つみたてNISA」のみだと、かなり厳しいです。以下の速算表を使って計算をしてみましょう。

「掛金」「期間」「運用利回り」から得られる資産総額がわかる速算表
投資期間
5年10年15年20年




1%61.50126.15194.11265.56
2%63.05132.72209.71294.80
3%64.65139.74226.97328.30
4%66.30147.25246.09366.77
5%68.01155.28267.29411.03
6%69.77163.88290.82462.04
7%71.59173.08316.96520.93
8%73.48182.95346.04589.02
9%75.42193.51378.41667.89
10%77.44204.84414.47759.37

この表は、投資の「掛金」「期間」「運用利回り」によって資産総額がいくらになるかを、すばやく計算するための速算表です。

「つみたてNISA」で投資できる金額は年40万円、つまり月約3万3000円までです。

例えば、『月3万円』『10年間』『年利4%』で運用した場合の資産総額は以下の通り

  1. 3万円×147.25【年利4%】=441万7500円

*【タンス貯金の場合】3万円×10年年利0%=360万円

*上記:差額81万7500円

月3万円ずつ投資して、20年間で2000万円を作りたいなら、以下の通り年利が9%必要です。

3万円×667.89【年利9%】2003万6700円

というわけで、年利9%で20年間運用できれば、2000万円を作れることがわかります。しかし、年利9%で20年間も運用するというのは、現実的に不可能な数字です。

「つみたてNISA」のパンフレット(金融庁)上では「20年投資で、データ統計上は年利2~8%」とのこと。長期期間の理論値で年利8%なので、実質短期的に年利9%運用は可能でも、20年という長期期間は極めて困難です。

つみたて(積立)NISAではなく、通常の積立投資の場合

なお、通常の証券口座で積立投資を行うと、運用益に対して約20%の税金が取られてしまいます。前項と同条件であれば年利11%以上で運用しなければなりませんので、さらにハードルが上がります。

賢く節税しながら老後資金を貯めるため『iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)』も併用

『つみたて(積立)NISA』だけの運用で困難であれば、『iDeCo(イデコ)』を併用する。

『iDeCo』の正式名称は『個人型確定拠出年金』です。正式名称内に『年金』と表記がある通り『iDeCo』は老後資金を自分で積み立てて作る制度です。

そしてiDeCoのメリットの1つは、積立時に得ることが出来た運用益にかかる税金を『つみたて(積立)NISA』と同じくゼロなのです。ただし、『iDeCo』も条件があります。1年間に投資できる金額は決められており、加入している年金の種類により異なります。

例えば以下の通り

  • 会社員(企業年金あり)=月1万2,000円または2万円(※企業年金の種類)
  • 会社員(企業年金なし)=月2万3,000円
  • 公務員月=1万2,000円
  • 自営業者月=月6万8,000円
  • 専業主(婦・夫)=月2万3,000円

さらに、もう1つのメリットは、掛金が全額「所得控除」になり、所得税や住民税を安くすることができることですね。

住民税と所得税の違い

  • 住民税は一律で10%
  • 所得税は、課税所得の金額によって税率が『5%〜45%』と変動有

例えば、【会社員企業(年金なし)/iDeCo毎月2万円積立/所得税率が15%】の場合は以下の通りです。

『iDeCo』:2万円×12カ月=24万円

節税率:25%(住民税10%+所得税15%)

節税額:iDeCo『24万円』×節税率『25%』=6万円

毎年6万円の節税

iDeCoで積立できる商品は『預金・保険・投資信託』の3種類

「iDeCo」の口座開設をする金融機関によって、購入できる商品がそれぞれ異なります。

お金が大きく増える可能性があるのは、投資信託です。

注意:iDeCoはあくまで個人で積み立てる年金です

「iDeCo」は年金なので、「つみたてNISA」と異なり原則60歳になるまでお金を引き出せません。

もし加入者がなくなった場合

それまでの運用資金を『老齢給付金』として受け取ることになります。

しかし、60歳になる前にiDeCoの加入者が亡くなった場合は、それまでの積み立て金は『死亡一時金』となり、加入者の遺族にお金が支払われることとなっています。

2000万円は月5万円・年利4%の積み立てで可能

ここまでを参考に『つみたてNISA』と『iDeCo』を組み合わせて運用することが重要だとご理解いただけるはずです。

どのくらいの運用利回りで2000万円を達成できるでしょうか。下の速算表を使って計算してみました。話をわかりやすくするために、20年投資した場合で考えます。

「掛金」「期間」「運用利回り」から得られる資産総額がわかる速算表
投資期間
5年10年15年20年




1%61.50126.15194.11265.56
2%63.05132.72209.71294.80
3%64.65139.74226.97328.30
4%66.30147.25246.09366.77
5%68.01155.28267.29411.03
6%69.77163.88290.82462.04
7%71.59173.08316.96520.93
8%73.48182.95346.04589.02
9%75.42193.51378.41667.89
10%77.44204.84414.47759.37

上記の表を元に以下の通りになります。

  1. つみたてNISA月3万円×366.77(20年/利回り4%)=1100万310円
  2. iDeCo月2万円×366.77(20年/利回り4%)=733万5400円
  3. 節税額:年4万8000円×20年=96万円
  4. 合計額1929万5710円

 

2000万円には少々届きませんが、「つみたてNISA」と「iDeCo」で月合計5万円投資できれば、年利4%でも、20年間でほぼ2000万円が達成できることがわかります。

全く投資せずに貯金のみ、あるいは「つみたてNISA」か「iDeCo」しか使わないより2000万円が現実的になりますね。

なぜ、年利4%という数字にしたかというと金融庁のデータによると、『国内』『先進国』『新興国』の『株・債券』の6資産に『分散投資』した平均利率が4%なのです。
*期間:1993年〜2015年(分散投資については後述します)

『つみたてNISA』の非課税期間は20年です。

「iDeCo」は60歳になるまでずっと非課税です。

「iDeCo」は20歳から加入できるので、最大40年間も所得控除で節税しながら運用益が非課税になるので早ければ早いほど、特な制度になります。

現在まだ20代、30代の方なら「つみたてNISA」の期間が終わったとしても「iDeCo」で資産運用を続けていれば、2000万円を突破することは上記の解説通り、かなり現実的になると思います。

福利の力が働くので『投資は早く長くやろう』で比較的安全に目標地点に向かうことができます。

年利4%はどのように実現できるのか

「積立投資」と同様に『投資の王道』と言えるのが「分散投資」です。

分散投資の考え方以下の通り

少数の資産に投資するのではなく、性質がなるべく異なる複数かつ多数の資産に分散すること。

【分散投資のメリット・デメリット】

○各資産の価格の動きを打ち消しあえる

○リスクを減らすことができることが出来る

○安定的に利回りを得やすい

☓長期間の投資でないと元本割れの率があがる

☓短期間でのミドル以上のリターンは望めない

『卵を1つのかごに盛るな』 これはイギリスの有名な投資の格言です。

すべての卵を1つのかごに盛っておいた場合、もし何かの拍子にかごを落とせばすべての卵が割れてしまいます。

しかし、いくつかのかごに分けて盛っておけば、1つのかごを落としてもすべての卵が割れてしまうことはありません。

この考え方こそ、まさに分散投資によるリスク低減効果やわ!
なるほど!重要な事は『地域』や『投資商品』を組み合わせことだね!
具体的には下記に書いとくわ!

『日本』だけでなく、『先進国』や『新興国』をひっくるめ『国内外』を対象とする。そして、『株式』だけでなく『債券』も組み合わせてこ全部で6資産に『分散投資』をすることがリスク低減になります。

*あくまで分散投資によりリスク低減を主とした話です

現在世界全体の経済成長率は現在約4%となっています

世界のどこかしらの地域で発展は続いています。だからこそ、世界全体へ投資をすることにより、その成長に伴ったリターンが得られる可能性が高いのです。

勉強してからじゃないと嫌だ=だいたい、逃げるいいわけ

まだ資産運用をしたことない方にこの手の話をすると、「それでも怖い」「勉強してからじゃないとやりたくない」という声をよくききます。

勉強してからじゃないとやりたくない=私の体感上10人中9人はやらない、もしくは手遅れ

よって、逃げるためのいいわけをする人が多いと思っています。仮に勉強しても実践に勝るものはありません。なら「1番最低lot(少額)でいいので、資産運用をスタートししてみる」ことが重要です。

2000万円を貯めるにしても、若いときから準備するか、年を重ねてからが準備するかで、毎月の必要積立額、必要利回りは全く異なります。

*期間が長ければ長いほど、福利の力効果でとてつもないリターンになります。

このブログでいつも言いますが『時間』こそ正義です。そして、人が使える『時間』は限られています。

資産運用においては『どれだけの時間』を味方につけることが出来るかで、『お金がお金を生む体験数がかわります』すなわち豊かな人生にするためには『時間』を有効活用するべきです。

最後に:自社では、入社した社員に資産運用の勉強会を実施

私が運営している会社では、入社して仕事に慣れてきたタイミングで必ず職員に『お金の仕組みを学ぶ』勉強会をしています。*資産運用以外も含めて

なぜか

現在は過去のように『定期預金していればOK!』の時代ではありません。これから厳しい時代を生き抜いていく上で、マネーリテラシーは非常に重要な位置付けであると考えているからです。

他社の社長には「そんなの自分でやらせればいいよ」と言われた事がありますが、職員の大半は重要性がわからずに学ぼうとしません。

しかし、私は職員が大切です。よって、社員がイチ人間として、自社で同じ時間を過ごす期間に一人前になっていく過程は業務の一環だと捉えています。そこに『時間』や『賃金』がかかることを厭いません。

そして私の知りうる限りの『知識』を共有し、『自分で自分を守る力をつける』きっかけ作りを行っています。

このブログを見ている方で経営者の方がいたら、ぜひ一度『マネー勉強会』を開いてみてください。

たったの数時間で大半の職員は感謝してくれますし、こちらの誠意も伝わります。

そして、その後『お金との向き合い方』が変わる人職員が多く、いい意味で人生を変えていくことが出来ます。これも職員を大切にするための1つの関わり方ではないでしょうか。

私はこれからも誰になんと言われようと、自分・自分の家族・友達・自社の社員のためになることには惜しまず、自分が持っている『知識』と『時間』を共有していきます。

それでは良い1日を!

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